講義コード 1439J
講義名 生涯スポーツ実習B
(副題)
開講責任部署 全体
講義開講時期 秋学期
講義区分
基準単位数 1
時間 0.00
代表曜日 月曜日
代表時限 5時限
開講学科 国際文化学科
必選別 選択
履修セメスター 第4セメスター
その他
担当教員

職種 氏名 所属
准教授 ◎ 北濱 幹士 (指定なし)
非常勤講師 平野 恒昭 (指定なし)

講義概要
 スポーツは、若者だけの占有物ではない。世界各国でSports for All(みんなのスポーツ)ムーブメントが高まりをみせている。その基本理念は「幼児から高齢者にいたるまで、老若男女、誰もが、スポーツ活動に参加する権利を有しており、社会全体で、誰もが、いつでも、どこでもスポーツを享受できるよう、施設、教育、機会などのスポーツ環境を整えることが重要である」というものである。
 高齢化社会が現実になったわが国においては、とりわけスポーツ・レクリエーションの健康維持・増進機能に期待がかけられている。確かに車社会の出現により人々は歩くことが極端に減った。食習慣の変化に伴って、成人病も蔓延している。これらの影響を受け、年々、国民の医療費は急騰し続けている。高額医療費抑制の切り札として、「生涯スポーツ」がクローズアップされている。
 こうした社会状況を背景に開講される本授業は、年代・性別・体力レベル、障がいの有無を問わず誰もがスポーツを楽しめる方法を習得することをねらいとして展開していく。具体的には、子どもスポーツとして「自然を活用した遊び」や「伝統的な遊び」を、また、高齢者スポーツとして「高齢者疑似体験」、「介護予防プログラム」を、さらには地域フィットネスクラブでのプログラム等を体験する(学外実習)。
到達目標
・「生涯スポーツ」や「Sports for All」などについて、考え方や歴史的背景などを理解する。
・子どもスポーツ、高齢者スポーツ、フィットネスクラブのプログラム体験等を通して、それらの意義や目的、効果に関する認識を深める。
履修のポイント及び留意事項
体育・スポーツ系での編入を希望する者は必ず履修すること。
講義日程
テーマ内容
第1週ガイダンスガイダンス
第2週ライフステージとスポーツ 各ライフステージとスポーツについて概説(講義)
第3週子どもスポーツ自然を活用した遊び1:資材調達(竹の準備)
第4週子どもスポーツ自然を活用した遊び2:竹ぽっくり・竹とんぼ(作成)
第5週子どもスポーツ自然を活用した遊び3:竹ぽっくり・竹とんぼ
第6週子どもスポーツ伝統的な子どもの遊び:けん玉、独楽、輪投げ
第7週高齢者スポーツ高齢者疑似体験1:高齢期における身体機能の低下の疑似体験
第8週高齢者スポーツ高齢者疑似体験2:介助方法の体験
第9週高齢者スポーツ介護予防運動1:運動器の機能向上に着目した運動プログラムの体験
第10週高齢者スポーツ介護予防運動2:認知機能の改善に着目した運動プログラムの体験
第11週フィットネスクラブフィットネスクラブのプログラムについて概説(講義)
第12週フィットネスクラブフィットネスクラブでのプログラム体験1
第13週フィットネスクラブフィットネスクラブでのプログラム体験2
第14週フィットネスクラブフィットネスクラブでのプログラム体験3
第15週まとめ実習全体の総括

他の授業科目との関連
「生涯スポーツ論(第3セメスター)」、「生涯スポーツ実習A(第3セメスター)」と連動して行う科目であるため、これらの科目を併せて事前に履修する事が望ましい。
評価方法
授業態度、レポート課題などを総合的に判断する。尚、評価方法の詳細はガイダンス時に提示する。
教科書
特になし
参考図書
特になし
オフィスアワー(授業相談)
講義、実習、会議以外であればいつでも可。
尚、メールでも随時、質問、相談等受け付ける(kitahama@ftokai-u.ac.jp)。
学生へのメッセージ
数多くの「経験」、「出会い」が個々の視野を広げ、世界観・人生観を確立させてくれます。色々な事柄に挑戦して、自身の「希望を星につなげ」て下さい。
準備学習の内容
運動に適した服装(特に指定はしない)、運動用の靴(体育館用、グラウンド、テニスコート用)を必ず準備して受講すること。また、常日頃から体調を整えておく事。