講義コード 1286A
講義名 スポーツマネジメント論B
(副題)
開講責任部署 全体
講義開講時期 春学期
講義区分
基準単位数 2
時間 0.00
代表曜日 土曜日
代表時限 2時限
開講学科 国際文化学科
必選別 選択
履修セメスター 第3セメスター
その他
担当教員

職種 氏名 所属
准教授 ◎ 北濱 幹士 (指定なし)
講師 岡本 武志 (指定なし)
非常勤講師 平野 恒昭 (指定なし)

講義概要
 マネジメントの定義はさまざまあるが、「ある目的のために、ヒト・モノ・カネ・情報を効果的に経営・管理すること」と一応の定義をした上で、「スポーツ」の分野におけるマネジメントについて理解を深めるための「マネジメント概論」の各論として開講する。
 本授業では、「スポーツ施設」について扱う。
 わが国においては、歴史的に、スポーツ施設を運動が出来る場所と狭義にとらえ、体育館のフロアーや、グラウンド、水泳プールなど直接活動する空間に限定する傾向が長く続いた。しかし、運動する場所だけがあれば良いのではなく、「準備をする」ため更衣室、「汗を流す」シャワー施設、「一休みする」休憩室、「談笑や社交」のための談話室やサロン、「観る」ための観覧席(スタンド)、「話し合う」ための会議室、駐車スペースやアクセス道路などまでを含め、さらには、年齢や性別、国籍の異なる人や、障がいの有る人無い人を含めた幅広い利用者に快適な「スポーツ施設」は考えていかねばならない。また、それらの施設を維持・管理し運営・経営していく組織や方法についても考えねばならない。
 本授業では、日本と諸外国の体育・スポーツの現状を把握することからスタートする。次いで、スポーツ施設に関連する法制度について解説し、スポーツオペレーションやスポーツサービスなどについて意味や考え方を紹介する。さらに、今後の公共施設や民間施設のマネジメントが目指す方向について理解したうえで、これからの体育・スポーツについて検討する。
 なお、本授業では、各種スポーツ施設への調査実習も行う。
到達目標
 スポーツマネジメントにおける施設・設備の重要性を理解する。
 社会には、さまざまな体育・スポーツ施設ががあることを理解する。
 実際に体育・スポーツ施設を調査し、特徴や運営・管理の方法や、抱えている問題点、今後の計画などについての情報を得る。
履修のポイント及び留意事項
◎体育・スポーツ系での編入を希望する者は必ず履修する事。
できるだけ欠席をしないこと。(途中で欠席すると、理解がしにくくなる)
パワーポイントや板書の内容を丸写しするのではなく、自分で感じ考えたこと、疑問におもったことなどを加えたノートテーキングを望む。
講義日程
テーマ内容
第1週ガイダンス授業概要(全体の構成、進め方、評価等)についての説明
第2週日本の体育・スポーツ施設①日本の体育・スポーツ施設に関しての解説(公共)
第3週日本の体育・スポーツ施設②日本の体育・スポーツ施設に関しての解説(民間)
第4週諸外国のスポーツ施設諸外国のスポーツ施設に関しての解説
第5週課題発表①
第6週スポーツ環境(特定建築物)における法制度特定建築物に関する法制度について解説
第7週指定管理者とPFI法指定管理者とPFI法について解説
第8週ユニバーサルデザイン、バリアフリー、アクセシビリティとユーザビリティユニバーサルデザイン、バリアフリー、アクセシビリティ及びユーザビリティについて解説
第9週中間試験、前半のまとめ中間試験及び前半講義のふりかえり
第10週スポーツオペレーションスポーツオペレーションの方法などに関しての解説
第11週スポーツサービススポーツサービスの手法などに関しての解説
第12週公共スポーツ施設今後の公共スポーツ施設マネジメントについて検討
第13週民間スポーツ施設今後の民間スポーツ施設マネジメントについて検討
第14週これからの体育・スポーツ施設これからの体育・スポーツ施設における更なる可能性について検討
第15週課題発表②

他の授業科目との関連
スポーツマネジメント概論がベースとなる。
スポーツマネジメント論Aでは「イベント」を扱い、マネジメントの理解を深める科目である。
評価方法
試験、課題、授業・学外での実習態度などを総合的に判断する。尚、評価の方法詳細はガイダンス時に提示する。
教科書
使用しない
参考図書
特になし
オフィスアワー(授業相談)
講義、実習、会議以外であればいつでも可。
尚、メールでも随時、質問、相談等受け付ける(kitahama@ftokai-u.ac.jp)
学生へのメッセージ
数多くの「経験」、「出会い」が個々の視野を広げ、世界観・人生観を確立させてくれます。色々な事柄に挑戦して、自身の「希望を星につなげ」て下さい
準備学習の内容
普段から社会での動向に気をつけて、新聞・ニュース等で情報を入手しておく事が望ましい。