講義コード 1420J
講義名 3DCGデザインII
(副題)
開講責任部署 全体
講義開講時期 秋学期
講義区分
基準単位数 1
時間 0.00
代表曜日 水曜日
代表時限 3時限
開講学科 情報処理学科
必選別 選択
履修セメスター 第4セメスター
その他
担当教員

職種 氏名 所属
講師 ◎ 原田 慎吾 (指定なし)
非常勤講師 山中 能雄 (指定なし)

講義概要
近年のデジタルコンテンツの制作技術は、メディアの多様化に即して、驚くべきスピードで進歩と進化を繰り返している。中でも3DCGの制作技術は映画・ゲーム・テレビ・イベントなどのエンターテイメント産業だけでなく、CMを代表する広告や、建築、工業、環境、服飾、医療、福祉などあらゆる分野での応用がなされている。今後もその成長は大いに期待されている所であり、ハードウェアの発展とともに、更に進歩する技術である事は間違いない。

本実習は3DCGの基礎を学んだ「3DCG基礎(第2セメスター)」及びその次の中級レベルに進んだ「3DCGデザインⅠ(第3セメスター)」の2つの講義を受けた発展授業である。2つの講義で学習した技術を活用し、さらに映画やゲームなどで多用されているパーティクル(雨などの粒子アニメーション)やダイナミクス(煙や爆発などの物理アニメーション)といった高度なアニメーション手法を実践する事により、制作技術レベルを向上させるとともに、3DCGの応用範囲の広さを学ぶ。
到達目標
①3DCGの知識習得と制作工程の把握
②3DCG制作技術の習得(上級編)
③3DCGを使用したデジタルコンテンツの制作
履修のポイント及び留意事項
「3DCGデザインⅠ」を受講している事を履修条件とする。
コンピュータ実習室で行う実習授業である。初回の授業からコンピュータを使用し各回毎に到達ポイントを設けて進む授業形式である。従って、きるだけ欠席せずに受講することが必要である。
講義日程
テーマ内容
第1週3DCG概要授業内容の紹介と
3DCG制作フローの復習
第2週モデリング実習①3DCG空間において形(モデル)を作成する実習
(3DCGデザインⅠを踏まえた復習)
第3週モデリング実習②3DCG空間において形(モデル)を作成する実習
第4週テクスチャ実習①制作した形状(モデル)に配色(カラーリング)及びペイントを行う質感設定の実習
第5週テクスチャ実習②制作した形状(モデル)に配色(カラーリング)及びペイントを行う質感設定の実習
第6週環境設定実習①制作した形状(モデル)に対するライティング、及びカメラの環境設定実習
第7週アニメーション実習①制作した形状(モデル)やカメラを時間軸に沿って動かすアニメーション工程の実習
第8週アニメーション実習①制作した形状(モデル)やカメラを時間軸に沿って動かすアニメーション工程の実習
第9週パーティクルアニメーション実習①物理学を応用したパーティクル(粒子)アニメーションの設定実習
サンプルアニメーションの紹介
第10週パーティクルアニメーション実習②物理学を応用したパーティクル(粒子)アニメーションの設定実習
第11週ダイナミクスアニメーション実習①物理学を応用した煙・炎・水等の発生シミュレーション設定実習
サンプルアニメーションの紹介
第12週ダイナミクスアニメーション実習②物理学を応用した煙・炎・水等の発生シミュレーション設定実習
第13週編集・合成実習①レンダリングされたCG映像に加工を施す編集・合成工程の実習
第14週編集・合成実習②レンダリングされたCG映像に加工を施す編集・合成工程の実習
第15週総評完成した作品における総評

他の授業科目との関連
本実習は「3DCG基礎(第2セメスター)」及び「3DCGデザインⅠ(第3セメスター)」を受けた発展授業である。よって、履修を行う場合は「3DCG基礎」及び「3DCGデザインⅠ」の両単位を取得している事を条件とする。
「3DCG基礎」「3DCGデザインⅠ」の単位を取得していない学生でも、履修を希望する場合は、事前に担当教員に相談し判断を必要とする。
評価方法
課題提出、授業態度、出席状況、試験結果などを総合的に評価する。
特に課題と出席は重視する。
教科書
特になし
参考図書
特になし
オフィスアワー(授業相談)
メールにて受付
学生へのメッセージ
映像関係、CG関係の職業を目指している学生は「3DCG基礎」から「3DCGデザインⅡ」まで通して履修する事を期待します。
映像やCGは完成したコンテンツは非常に華やかですが、その工程はとても地道な作業です。プロフェッショナルな現場を理解する意味も含め、その工程を一緒に学習していきましょう。
準備学習の内容
授業で学習した内容はメモ、もしくはディジタル機器に分かり易くストックし、
準備学習として次の授業前に読みかえしておくこと。