講義コード 1269J
講義名 簿記B
(副題)
開講責任部署 全体
講義開講時期 秋学期
講義区分
基準単位数 2
時間 0.00
代表曜日 金曜日
代表時限 5時限
開講学科 情報処理学科
必選別 選択
履修セメスター 第2セメスター
その他
担当教員

職種 氏名 所属
教授 ◎ 佐竹 則昭 (指定なし)

講義概要
 本講義では、「簿記A」の学習内容を基にして、簿記の核心部分である決算の手続きについて学ぶ。会計処理が複雑かつ難しくなっていくが、がんばって学習していくと、簿記のおもしろさや仕組みのすばらしさを実感するようになる。
 簿記は、単に知識を暗記するのではなく、何度も紙に書いて覚えていくことが大切である。毎授業後、自学自習のための課題プリントを配布する。e-ラーニング教材を活用して復習を行い、知識の定着を図ること。授業では、日商簿記3級の取得を目指して授業を進めていく。商業高校等ですでに簿記の基本的な学習を終えている学生は、2級の資格取得に向けて自学自習することを期待する。
 簿記の知識・技術は、ビジネスパーソンが身につけておくべきスキルのひとつとして、簿記の資格の有無を採用の条件にしている企業も多い。

到達目標
簿記の仕組みを理解し財務諸表を作成することができる。
履修のポイント及び留意事項
 簿記は積み上げ式の学習である。限られた時間の中で3級レベルの知識に到達すべく授業を進めていくので、欠席すると内容が理解できなくなる。「簿記B」では、財務諸表を作成する重要な過程について学習するので復習を欠かさないこと。なお、理解できないことや疑問に思うことは積極的に質問して欲しい。授業には、卓上型の電卓と定規を持参すること。
講義日程
テーマ内容
第1週その他の債権・債務の記帳(1)未収金と未払金、前払金と前受金
第2週その他の債権・債務の記帳(2)仮払金と仮受金、立替金と預り金、商品券と他店商品券
第3週固定資産および有価証券の記帳固定資産の取得と売却、有価証券の購入と売却、配当金の受け取り
第4週個人企業の資本と租税公課資本の引き出し、訂正仕訳、税金の記帳
第5週試算表の作成合計試算表、残高試算表、合計残高試算表
第6週決算整理(1)現金過不足の整理、消耗品の整理
第7週決算整理(2)売上原価の計算、振替仕訳
第8週決算整理(3)貸し倒れの意味、貸倒引当金の設定
第9週決算整理(4)有価証券の評価替え、固定資産の減価償却、直接法と間接法、固定資産の売却
第10週決算整理(5)収益・費用の繰延べ・見越し
第11週決算整理(6)精算表の作成
第12週財務諸表の作成総勘定元帳の締め切りと開始記入、繰越試算表、貸借対照表、損益計算書
第13週伝票会計証ひょうと伝票、3伝票制と5伝票制
第14週総合問題演習(1)総合問題の解法を通して簿記の一連の流れを理解する総まとめ
第15週総合問題演習(2)総合問題の解法を通して簿記の一連の流れを理解する総まとめ

他の授業科目との関連
「簿記A」
評価方法
定期考査40%、小テストと課題提出40%、受講態度および出席状況20%
教科書
最新段階式日商簿記検定問題集(実教出版)
参考図書
特になし
オフィスアワー(授業相談)
随時
学生へのメッセージ
 単に暗記するのではなく、簿記の仕組みをしっかり理解することが大事。毎日配信するQ-mail(仕訳問題メール)は必ず解答すること。また、授業で学んだことをe-ラーニング教材を活用して復習して欲しい。
準備学習の内容
受講生にメール配信する問題「Q-mail」に解答しておくこと。