講義コード 1230B
講義名 ディジタル広報メディア
(副題)
開講責任部署 全体
講義開講時期 春学期
講義区分
基準単位数 2
時間 0.00
代表曜日 火曜日
代表時限 2時限
開講学科 情報処理学科
必選別 選択
履修セメスター 第1セメスター
その他
担当教員

職種 氏名 所属
講師 ◎ 原田 慎吾 (指定なし)

講義概要
様々なメディアが発展と衰退を繰り返し、今現在の情報社会を生み出している。その中でも、近年のインターネットと携帯端末メディアの成長は、情報社会の構造を大きく変革させた。そして今後も次世代のメディアの創造や、既存メディアの新たな組合せと結合が行われ、とどまることなく新しいメディア構造へと進化を続ける。
そのような情報社会において...
現在の情報(メディア)社会がどのように構築されていったのかを具体的事例に基づいて説明するとともに、今後どのようなメディア発展の可能性があるのかを解説する。また、「広告」を題材として、情報(コンテンツ)がどういった流れ(フロー)で制作され、媒体(メディア)に送出されているのかを説明し、具体的な広告事案を考察しながら、メディアへの理解を深めていく。
到達目標
①現在のメディア構造と現状に至るまでのメディア変遷を理解する。
②情報(コンテンツ)の制作とメディア送出の構造・工程を理解する。
③広報メディアにおける情報発信の具体的事案を考察し、メディアと情報(コンテンツ)、及び社会との関係性を理解する。
履修のポイント及び留意事項
受講にあたって、日常的に接しているさまざまなメディア(新聞、雑誌、書籍、テレビ、インターネット)の役割について考察しておくこと。
講義日程
テーマ内容
第1週メディアとはメディアとはいったい何なのか
役割と特性

第2週メディアの発展印刷術の立ち上がりから活字メディアへ
映像メディアの歴史
インターネットの発展
第3週メディアの変遷オールドメディアの衰退
次世代メディアの発展
携帯端末の普及と今後
第4週活字メディア新聞と雑誌の役割、書籍の流通
活字メディア・活字広告の特性
出版物の企画と発行
第5週映像メディアテレビの歴史とラジオ
テレビというメディアの特性
番組制作からCM制作まで
第6週インターネット(WEB)メディアインターネットメディアの立ち上がり
メディアの特性
他メディアに与えた影響と今後の展開
第7週広告ビジネスと業界①CM制作と放映の現状
CMコストの概要
CM制作と広告代理店の役割
第8週広告ビジネスと業界②国内代理店の種類とルール
マスコミ四媒体と他メディア
メディア別の伸び率と業界構成比
第9週広告ビジネスと業界③広告代理店の内部構造
広告ができるまでの流れ
クロスメディアを中心としたメディア構造
第10週企画構成の基礎企画(プランニング)とは
企画に必要な要素
プレゼンテーションの重要性
第11週活字編集の基礎活字メディアの編集企画
記事の制作
レイアウトとデザイン
整理と校正
第12週印刷の基礎印刷の種類
印刷の受注から納品までの工程
DTPを中心としたフルデジタル化
紙媒体から電子出版への変遷
第13週映像制作の基礎映像のアウトプット(出力先)
映像制作の工程
CGを含めたデジタル処理化
今後の流れと可能性
第14週企業の広報戦略マスコミとパブリシティ
紙媒体の活用術
テレビCMからの脱却
インターネット戦略
第15週全体のまとめメディアの相互関係と今後
インターネットと携帯端末の方向性
代理店を含む制作側のメディア対応
クロスメディア時代の今後

他の授業科目との関連
他の情報関連の科目を受講し、今日の社会におけるインターネットの基礎知識について学んでおくことが望ましい。
評価方法
課題提出、試験結果、出席状況などを総合的に評価する。
教科書
なし(授業中に資料を配布もしくは閲覧できる形式にする)
参考図書
特になし
オフィスアワー(授業相談)
メールにて受付
学生へのメッセージ
現在の情報社会において、メディア特性を理解しておく事は非常に重要です。
特に広報という分野においてはコンテンツとメディアは同一パッケージだと言っても過言ではありません。
多くのコンテンツに触れ、メディアでの活用方法を知り、一緒に考察しながら
メディアへの見識を深めていきましょう。
準備学習の内容
前回授業で学習した内容はメモ、もしくはディジタル機器に分かり易くストックし、
準備学習として授業前に読みかえしておくこと。