講義コード 0317J
講義名 社会福祉概論
(副題)
開講責任部署 全体
講義開講時期 秋学期
講義区分
基準単位数 2
時間 0.00
代表曜日 火曜日
代表時限 2時限
開講学科 情報処理学科
必選別 選択
履修セメスター 第4セメスター
その他
担当教員

職種 氏名 所属
非常勤講師 ◎ 宮地 あゆみ (指定なし)

講義概要
社会福祉に関連した制度には、高齢、障害、貧困、病気などの問題・ニーズに対応したものがある。そのため、社会福祉とは、特別に問題・ニーズを抱えた人たちのものであると思われがちである。しかし社会福祉とは、私達の日常生活に深く関わっており、「幸せな状態をつくる」「人間らしい生活をする」という基本的な事柄を含み、人権を守るということなど、人としての生き方にも深く関係している課題でもある。
本講義では、このことを踏まえ「社会福祉とは何か、何のためにあるのか、誰のためにあるのか」ということを問いつつ、社会福祉の概念、歴史、制度、実践などに触れながら、基礎的な知識や視点、考え方、援助技術について学ぶ。
到達目標
社会福祉が、私達の身近な生活のなかに深く関わり、生活を支えているものであるということを理解する。また、それらの問題・ニーズに気づくための視点を養い、問題・ニーズに対応し、これを軽減し解消するための機関や専門職などの資源について知り、これらに適切につなぐための方法を身につける。
履修のポイント及び留意事項
講義内容に該当するテキストの箇所を事前に読んでくること。
講義日程
テーマ内容
第1週社会福祉とは社会福祉について、人権と福祉の対象者のニーズについて
第2週社会福祉の歴史社会福祉の歴史について
第3週社会福祉の法律と実施体制社会福祉関係の法律、社会福祉の行政機関、社会福祉法人、社会福祉事業、社会福祉協議会などについて
第4週社会福祉の専門職社会福祉士・精神保健福祉士・介護福祉士・保育士などの専門職と福祉を支える人たちについて
第5週社会福祉の援助と技法(1)ソーシャルワークの概念と、援助技術について(ケースワーク・グループワーク・スーパービジョンなど)
第6週社会福祉の援助と技法(2)記録方法について(ファミリーマップ・エコマップ・ジェノグラフ)
第7週社会福祉の援助と技法(3)記録方法について(ライフヒストリー)
第8週社会保障制度社会保険、公的扶助について
第9週子ども家庭福祉子ども家庭福祉の制度と援助ケースについて
第10週高齢者福祉高齢者福祉の制度と援助ケースについて
第11週障害者福祉障害者福祉の制度と援助ケースについて
第12週医療福祉医療福祉と援助ケースについて
第13週精神保健福祉精神保健福祉の制度と援助ケースについて
第14週地域福祉とその他の福祉福祉コミュニティ、ボランティア、福祉教育などについて
第15週まとめこれまでの授業の総括をおこなう

他の授業科目との関連
医事コンピューター、医療情報概論、医療事務Ⅰ、医療事務Ⅱをあわせて履修することが望ましい。
評価方法
定期試験50%  課題提出20%  講義の振返りシート30%とする。
教科書
山縣文治・岡田忠克編『よくわかる社会福祉 第10版』,ミネルヴァ書房,2014年。
参考図書
必要に応じでその都度紹介する。
オフィスアワー(授業相談)
相談や質問には、原則として講義終了後、教室にて対応する。
学生へのメッセージ
講義内容を理解するには、毎回の授業への出席はもちろんであるが、日頃から福祉の問題などに関心を持ち、関連するニュースを読むなどしておくことが望ましい。
準備学習の内容
事前に、教科書の該当するページを読んでおくこと。