講義コード 1203A
講義名 企業と社会
(副題)
開講責任部署 全体
講義開講時期 春学期
講義区分
基準単位数 2
時間 0.00
代表曜日 水曜日
代表時限 4時限
開講学科 両学科
必選別 選択必修
履修セメスター 第3セメスター
その他
担当教員

職種 氏名 所属
教授 ◎ 佐竹 則昭 (指定なし)

講義概要
 企業の活動は、従業員や家族の生活のみならず、企業を取り巻く利害関係者や社会全体に様々な影響を及ぼす。
 ピーター・ドラッカーは、「企業は、社会や経済の許しがあって存在している。」と述べている。利益のみを追求する企業や不祥事を起こす企業は社会から排除される。
 企業は、社会との良好な関係を保つためにどのような理念や倫理感を持って経営を行っているか、社会とのつながりやステークホルダーとの関係をどのように図っているか、さらに人的資源の活用や環境保全の在り方などについて多くの事例を基に考察する。
到達目標
・グローバル社会における企業と社会の関係を知り、企業が成長・発展していくためには社会の強い支持が必要であることが理解できる。
・企業の経営理念や社会的な活動について調べ、志望する企業の選択・決定につなげることができる。
・情報検索と併せてEvernoteやDropbox等のクラウドサービスを活用して情報の整理をすることができる。
履修のポイント及び留意事項
 図書館にある日本経済新聞に目を通すなど、日々の経済ニュースに関心を持つこと。さらにインターネット上に発信されている情報をしっかり取捨選択し、自らの意見を交えて人に伝えることができる力を身につけて欲しい。
講義日程
テーマ内容
第1週はじめに オリエンテーション、企業の寿命、企業は社会の道具
第2週我々の経済生活    市場メカニズム、経済主体
第3週経済環境の変化とビジネス グローバル化・情報化・サービズ経済化
第4週株式会社と経営    株式会社組織、所有と経営の分離、経営資源
第5週組織は「人」なり出光佐三、人財活用事例
第6週マネジメントの歴史 科学的管理法、モダンタイムス、フォードシステム、欲求段階説
第7週企業の経営理念と目標石田梅岩、社訓、社会の公器
第8週経営理念調査組織、企業方針、ビジョン・バリュー、事業内容、企業文化
第9週コンプライアンスとガバナンス企業の責任、経営の透明性、情報開示、説明責任、評価
第10週企業の社会的責任商業倫理、企業行動憲章、CSR活動
第11週環境保全と社会貢献活動環境に優しい商品やサービス、環境ビジネス、フェアトレード、メセナ、社会的責任消費
第12週CSR企業調査・発表経営理念とCSRの関係、プレゼンソフトの活用
第13週地域とつながる企業活動企業市民、地域との連携、ソーシャルビジネス、社会的責任投資
第14週ダイバーシティ経営   雇用と女性の活躍、有能な人材発掘、社会のニーズ
第15週まとめ

他の授業科目との関連
ビジネス基礎
評価方法
試験50%、課題レポート40%、出席・受講態度10%
教科書
使用しない。
参考図書
適宜紹介する。
オフィスアワー(授業相談)
随時
学生へのメッセージ
A4版ファイルを準備し、授業時に配布する資料を整理してファイリングすること。
準備学習の内容
各種のメディアやWeb上で発信される日々のビジネス情報に関心を持つこと。