講義コード 1277J
講義名 国際観光論
(副題)
開講責任部署 全体
講義開講時期 秋学期
講義区分
基準単位数 2
時間 0.00
代表曜日 月曜日
代表時限 4時限
開講学科 国際文化学科
必選別 選択
履修セメスター 第2セメスター
その他
担当教員

職種 氏名 所属
教授 ◎ 藤本 幸男 (指定なし)
講師 柏木 翔 (指定なし)

講義概要
 今、大きなうねりとして動き始めた世界の大交流時代を、航空や旅行など観光産業の切り口で分析する。それぞれの国にとってのインバウンド(海外からその国へ)やアウトバウンド(その国から海外へ)など国際観光によって生じる経済活動は、その国の国際収支においてきわめて大きな比重を占めています。その交流を支える航空産業や旅行産業など観光産業の実態と昨今の世界を舞台にした大規模な変化や流れをまず解説する。
 次に、日本の訪日旅行や海外旅行の現状を紹介、日本の国際観光の課題や今後向かうべき姿などを考える。
 また新しい国際観光は、自国へのインバウンドや自国発のアウトバウンドだけではなく、第3国間、たとえばブラジル人の中国旅行、中国人のヨーロッパ旅行など他国から他国への交流もビジネスにしようとする動きがある。それらを担う日本の旅行会社の海外ネットワークの役割と実態など、国際観光最前線の動きを解説、さらに世界の主だった国々の具体的な観光戦略の分析、解説をする。
到達目標
 国際交流の国家に与える大きさについて理解できる。またそれぞれの国の国際交流の実態、戦略について理解できる。特に日本の国際交流については、課題の今後の在り方について考えることができる。
 さらに世界の国際交流産業の新しいモデルについても理解できる。
履修のポイント及び留意事項
観光系企業への就職を考える学生は履修されたい。
講義日程
テーマ内容
第1週ガイダンス世界に起こりつつある大交流時代
第2週日本のインバウンド①実態と分析
第3週日本のインバウンド②実態と分析
第4週日本のインバウンド③実態と分析
第5週日本のインバウンド④実態と分析
第6週日本のアウトバウンド①実態と分析
第7週日本のアウトバウンド②実態と分析
第8週日本のアウトバウンド③実態と分析
第9週日本のアウトバウンド④実態と分析
第10週中間テスト
第11週新しい国際観光の形①JTBの戦略①
第12週新しい国際観光の形②JTBの戦略②
第13週世界の国の国際観光戦略③オーストラリアの例
第14週世界の国の国際観光戦略④ハワイの例
第15週まとめこれからの世界交流

他の授業科目との関連
他の観光ビジネス関連の科目も履修すると理解が深まる。
評価方法
出席状況、授業態度、定期試験ほかによる。
教科書
なし。
参考図書
特になし
オフィスアワー(授業相談)
授業・会議時間帯以外いつでも可。
学生へのメッセージ
世界における日本の視点を十分に理解し、今後の自らの成長に役立てること。
準備学習の内容
前回の講義内容の要約リポート(300字程度)を授業前に提出すること。