講義コード	1468J
講義名	スポーツ資格対策演習Ａ
(副題)
開講責任部署	全体
講義開講時期	秋学期
講義区分
基準単位数	2
時間	0.00
代表曜日	土曜日
代表時限	２時限
開講学科	国際文化学科
必選別	選択
履修セメスター	第4セメスター
その他
担当教員
職種 氏名 所属 講師 ◎ 岡本　武志 （指定なし） 准教授 北濱　幹士 （指定なし）

講義概要

幼児期における健全な発育発達、成人期における健康の維持・増進、高齢期での介護予防には、適度な運動・スポーツが重要であることはよく知られている。運動指導の現場であるフィットネスクラブ、メディカルフィットネス、総合型地域スポーツクラブ等においては、それらを円滑に運営できる能力を有したマネジャーや確かな知識と技能を有した運動指導者の存在が求められている。 　本授業は、公益財団法人 日本スポーツクラブ協会が認定する資格「スポーツクラブマネジャー」および「スポーツクラブインストラクター」のいずれか、または両方の資格を取得するために、協会が発行するテキストに沿って所定の学習内容を理解した上で、協会によって審査を受ける課題レポートに取り組むものである。

到達目標

・協会へ提出する課題レポートの作成に対して十分な知識を習得すること。 ・課題レポートを作成する際、単にテキストの写しではなく自身の考えを自身の言葉で表現する能力を習得すること。

履修のポイント及び留意事項

体育・スポーツ系での就職を希望する者は本科目を履修の上、当該資格を取得しておくことが望ましい。

講義日程

スポーツクラブマネジャー 週 テーマ 内容 第1週 ガイダンス 授業の概要（全体の構成、進め方、評価等）についての説明 第2週 スポーツ政策とスポーツクラブの意義 ・スポーツ政策の目的・内容 ・スポーツ関連の法令・制度 ・スポーツクラブの意義 第3週 スポーツクラブマネジャーの役割 ・スポーツクラブの多様性 ・マネジャー養成の背景 ・マネジャーの役割 第4週 スポーツクラブの資金管理 ・スポーツクラブ（フィットネス）業界の現状 ・スポーツクラブの資金調達・管理 第5週 スポーツクラブのマーケティング ・スポーツクラブに対するニーズ ・サービスの質と満足 ・クラブに対する愛着 第6週 マーケティング・コミュニケーション ・マーケティング・コミュニケーションの定義 ・マーケティング・コミュニケーションの流れ ・広告・広報・販売促進 第7週 ホスピタリティマネジメント ・消費者市場の価値観の移動 ・企業に対する期待と満足度活動 ・接客対応の基本の徹底 第8週 公共スポーツ施設の指定管理 ・公共スポーツ施設の現状と課題 ・指定管理制度の流れ ・指定管理者制度導入の事例 第9週 スポーツ施設のメンテナンス ・メンテナンスの工夫 ・メンテナンス台帳の整備と報告 ・仕様発注と性能発注 第10週 スポーツリスクのマネジメント ・事故対策の必要性 ・危機管理と過去の事例 ・スポーツ事故と裁判例 第11週 課題レポートの作成方法についての解説 課題レポートの作成方法についての解説 第12週 課題レポート作成１ 課題レポートの執筆 第13週 課題レポート作成２ 課題レポートの執筆 第14週 課題レポート作成３ 課題レポートの執筆 第15週 まとめ 全講義の総括 スポーツクラブインストラクター 週 テーマ 内容 第1週 ガイダンス 授業の概要（全体の構成、進め方、評価等）についての説明 第2週 スポーツ（運動）の有用性と指導者の役割１ 健康・体力づくり、気晴らし・楽しみ、人間形成、競技など運動の有用性の理解（講義） 第3週 スポーツ（運動）の有用性と指導者の役割２ 体づくり運動、競技運動、表現運動などにおける運動指導者の役割の理解（講義） 第4週 動きづくりに関する知識と実践 運動の構造（成り立ち）、発達（習得・上達課程）、伝承（教え方・覚え方）に関する知識・理解（講義） 第5週 健康づくり運動に関する知識と実践１ 健康の考え方と健康づくりのためのウォーキング、ストレッチング、体操など手軽な運動内容構成と実践方法（講義） 第6週 健康づくり運動に関する知識と実践２ 健康の考え方と健康づくりのためのウォーキング、ストレッチング、体操など手軽な運動内容構成と実践方法（実習） 第7週 体力づくり運動に関する知識と実践１ 体力の考え方と体力づくりのための運動構成内容と実践方法（講義） 第8週 体力づくり運動に関する知識と実践２ 体力の考え方と体力づくりのための運動構成内容と実践方法（実習） 第9週 運動指導上の安全及び救急救護に関する知識と実際 運動特性にみる外傷・障害の予防と救急処置の実践方法（講義） 第10週 運動指導上の安全及び救急救護に関する知識と実際 運動特性にみる外傷・障害の予防と救急処置の実践方法（実習） 第11週 課題レポートの作成方法についての解説 課題レポートの作成方法についての解説 第12週 課題レポート作成１ 課題レポートの執筆 第13週 課題レポート作成２ 課題レポートの執筆 第14週 課題レポート作成３ 課題レポートの執筆 第15週 まとめ 全講義の総括

他の授業科目との関連

特になし

評価方法

出席、授業態度、課題レポートへの取り組み方などを総合的に判断する。尚、評価方法の詳細はガイダンス時に提示する

教科書

課題レポート用テキスト（日本スポーツクラブ協会）

参考図書

後日、紹介する

オフィスアワー(授業相談)

月曜日の4時限目、火曜日の1、2時限目、木曜日の3、4時限目

学生へのメッセージ

単に資格取得を目指すだけでなく、実際にスポーツ現場での指導を志す学生の履修を希望する。

準備学習の内容

前回までの講義内容を復習した上で授業に臨むこと。