講義コード 1440A
講義名 スポーツ・健康科学論B
(副題)
開講責任部署 全体
講義開講時期 春学期
講義区分
基準単位数 2
時間 0.00
代表曜日 水曜日
代表時限 1時限
開講学科 国際文化学科
必選別 選択
履修セメスター 第3セメスター
その他
担当教員

職種 氏名 所属
講師 ◎ 岡本 武志 (指定なし)

講義概要
 健康の維持・増進、メタボリックシンドロームやロコモティブシンドローム等による要介護状態の予防には、適度な運動・スポーツが効果的であることが知られている。この効果が得られる「適度な」運動・スポーツの実践や指導には、運動の強度・時間・頻度などの適切な運動条件の設定が必要となる。それゆえ、個々人の体力レベルを様々な体力要素の測定を行うことによって把握し、実施する運動の条件を、「安全限界」と「有効限界」の範囲に設定することが重要となる。これらの背景から本授業では、様々な年代に応じた体力測定法について解説する。さらに、各体力要素の改善、向上のための運動トレーニングについても併せて解説する。
到達目標
・体力の成り立ちや体力と健康の関係を理解する。
・体力測定の方法や注意点を理解する。
・各体力要素の向上に適したトレーニング方法を理解する
履修のポイント及び留意事項
体育・スポーツ系での編入を希望する者は必ず履修すること。
講義日程
テーマ内容
第1週ガイダンス授業の概要(全体の構成、進め方、評価等)についての説明
第2週メタボリックシンドロームとロコモティブシンドロームメタボリックシンドロームとロコモティブシンドロームについて解説
第3週健康づくりのための身体活動基準健康づくりのための身体活動基準2013について解説
第4週健康に関連した体力の測定・評価(1) 新体力テスト新体力テストについて解説
第5週健康に関連した体力の測定・評価(2)幼児期における体力テスト幼児期における体力テストについて解説
第6週健康に関連した体力の測定・評価(3)高齢期における体力テスト高齢期における体力テストについて解説
第7週身体組成の測定評価筋肉量、体脂肪量(率)、骨量などの体組成の測定法について解説
第8週筋力の測定評価様々な筋力測定法(握力、1RMテスト、等速性筋力テスト)について解説
第9週心肺持久力の測定評価様々な心肺持久力測定法(最大酸素摂取量の測定、シャトルラン、12分間走等)について解説
第10週レジスタンストレーニング目的(筋力向上、筋肥大、パワー等)に応じたレジスタンストレーニングの方法について解説
第11週有酸素性トレーニング全身持久力を高める有酸素性トレーニングについて解説
第12週スピードトレーニング動きの速さを高めるSAQトレーニングについて解説
第13週バランス能力・姿勢支持能力向上のトレーニング静的バランス、動的バランスを向上させるトレーニングについて解説
第14週ストレッチングと柔軟性のトレーニングストレッチングの効果と方法、注意点等について解説
第15週まとめ全講義の総括

他の授業科目との関連
「スポーツ・健康科学論A(第2セメスター)」「スポーツ・健康科学論実習(第3セメスター)」と連動して行う科目であるため、本科目の単位修得者はこれらの科目も併せて履修する事が望ましい。
評価方法
出席、定期試験、課題、授業態度などを総合的に判断する。尚、評価方法の詳細はガイダンス時に提示する。
教科書
特になし
参考図書
特になし
オフィスアワー(授業相談)
月曜日の4時限目、火曜日の1、2限目、木曜日の1、3限目
学生へのメッセージ
スポーツ・健康科学論実習につながる授業である。日頃からスポーツや健康に関連するニュースやジャーナルに関⼼をもって積極的に授業に臨んでほしい。
準備学習の内容
前回までの講義内容を復習した上で授業に臨むこと。