講義コード 1438A
講義名 生涯スポーツ実習A
(副題)
開講責任部署 全体
講義開講時期 春学期
講義区分
基準単位数 1
時間 0.00
代表曜日 土曜日
代表時限 2時限
開講学科 国際文化学科
必選別 選択
履修セメスター 第3セメスター
その他
担当教員

職種 氏名 所属
准教授 ◎ 北濱 幹士 (指定なし)
講師 岡本 武志 (指定なし)

講義概要
 スポーツは、若者だけの占有物ではない。世界各国でSports for All(みんなのスポーツ)ムーブメントが高まりをみせている。その基本理念は「幼児から高齢者にいたるまで、老若男女、誰もが、スポーツ活動に参加する権利を有しており、社会全体で、誰もが、いつでも、どこでもスポーツを享受できるよう、施設、教育、機会などのスポーツ環境を整えることが重要である」というものである。
 高齢化社会が現実になったわが国においては、とりわけスポーツ・レクリエーションの健康維持・増進機能に期待がかけられている。確かに車社会の出現により人々は歩くことが極端に減った。食習慣の変化に伴って、成人病も蔓延している。これらの影響を受け、年々、国民の医療費は急騰し続けている。高額医療費抑制の切り札として、「生涯スポーツ」がクローズアップされている。
 こうした社会状況を背景に開講される本授業は、年代・性別・体力レベル、障がいの有無を問わず誰もがスポーツを楽しめる方法を習得することをねらいとして展開していく。具体的には、障がい者スポーツとして「車椅子スポーツ」や「ブラインドスポーツ」を、また、ニュースポーツとして「ペタンク」、「アルティメット」「グラウンドゴルフ」、「インディアカ」を体験する。
到達目標
・「生涯スポーツ」や「Sports for All」について、考え方や歴史的背景などを理解する。
・障がい者スポーツ、ニュースポーツの体験を通して、それらの意義や目的、効果、実践方法に関する認識を深める。
履修のポイント及び留意事項
体育・スポーツ系での編入を希望する者は必ず履修すること。
講義日程
テーマ内容
第1週ガイダンス授業の概要(全体の構成、進め方、評価等)についての説明
第2週障がい者スポーツ障がい者スポーツについて概説(講義)
第3週障がい者スポーツ車椅子スポーツ1:車椅子の基本操作を体験する(スポーツ動作に必要なスピード、方向転換など)
第4週障がい者スポーツ車椅子スポーツ2:車椅子バスケットボールの体験
第5週障がい者スポーツブラインドスポーツ:視覚を制限し、複数種目のスポーツ体験
第6週障がい者スポーツデフスポーツ:聴覚を制限し、複数種目のスポーツ体験
第7週ニュースポーツニュースポーツについて概説(講義)
第8週ニュースポーツペタンク:ペタンク概要、ルール、危険行為と注意点の説明、ゲームの体験
第9週ニュースポーツアルティメット:アルティメット概要、ルール、危険行為と注意点の説明、ゲームの体験
第10週ニュースポーツグラウンドゴルフ:グラウンドゴルフ概要、ルール、危険行為と注意点の説明、ゲームの体験
第11週ニュースポーツインディアカ:インディアカ概要、特性、ルールなど
第12週ニュースポーツインディアカ:準備、基本技術、片付け
第13週ニュースポーツインディアカ:基本技術の応用、危険行為と注意点
第14週ニュースポーツインディアカ:総合テクニック、インディアカまとめ
第15週まとめ実習全体の総括

他の授業科目との関連
「生涯スポーツ論(第3セメスター)」、「生涯スポーツ実習B(第4セメスター)」と連動して行う科目であるため、これらの科目を併せて履修する事が望ましい。
評価方法
出席、授業態度、レポート課題などを総合的に判断する。尚、評価方法の詳細はガイダンス時に提示する。
教科書
特になし
参考図書
特になし
オフィスアワー(授業相談)
講義、実習、会議以外であればいつでも可。
尚、メールでも随時、質問、相談等受け付ける(kitahama@ftokai-u.ac.jp)
学生へのメッセージ
数多くの「経験」、「出会い」が個々の視野を広げ、世界観・人生観を確立させてくれます。色々な事柄に挑戦して、自身の「希望を星につなげ」て下さい
準備学習の内容
運動に適した服装(特に指定はしない)、運動用の靴(体育館用、グラウンド、テニスコート用)を必ず準備して受講すること。また、常日頃から体調を整えておく事。