講義コード 1267J
講義名 秘書実務B
(副題)
開講責任部署 全体
講義開講時期 秋学期
講義区分
基準単位数 2.00
時間 0
代表曜日 火曜日
代表時限 5時限
開講学科 情報処理学科
必選別 選択
履修セメスター 第2セメスター
その他
担当教員

職種 氏名 所属
准教授 ◎ 赤井 ひさ子 (指定なし)

講義概要
本講義は、秘書検定試験2級合格をめざすものである。秘書検定試験3級合格者を対象として開講する。また、すでに秘書検定試験2級に合格している学生は履修することはできない。秘書検定試験終了後には、復習と実習を行うので、実用的・実践的な講義である。
到達目標
まず、秘書検定試験2級合格を目標とする。実務経験が数年ある現職秘書にまじっての受験になるので、単なる暗記では合格することはできない。また、社会人としての基本的な知識のうえに秘書技能が積み重なるようにするためには、日々社会の様子に興味を持ち、自ら知識・経験を求めなければならない。学生時代にこのような検定試験に合格するためは、かなりの努力が必要である。
本講義では、講義時間内での実際に会社などで用いられる書類の作成、事前学修としての調査、復習としての小テストなどを行うので、社会人となるための準備を多角的に行う事が出来る。事務系の職種をめざす学生も、短期大学在学中に秘書検定2級までの合格が望ましい。
履修のポイント及び留意事項
欠席や遅刻については、本学の規則に従う。上述のように、秘書検定3級合格者と対象とする。3級(秘書検定A)の授業と並行しての履修は推奨しない。
講義日程

テーマ内容
第1週ガイダンス、秘書検定2級試験の特徴を理解する。数年間の秘書経験を必要とする、ということはどのような点が学生生活と異なるのかを理解する。
第2週秘書検定2級で求められる秘書の資質3級段階の秘書の資質との違いを知る。実際の問題で状況設定を確認しながら解答する。
第3週秘書検定2級で求められる秘書の資質難易度の高い状況設定を読み解く演習を行う。
第4週秘書検定2級に必要なマナーと接遇数年間の実務経験がある秘書に必要なマナーと接遇の知識について理解を深める
第5週秘書検定2級に必要なマナーと接遇実際の問題の状況設定から秘書業務についての理解を深め、問題に取り組む。
第6週秘書検定2級レベルでの職務知識様々な秘書業務について数年間の実務経験があるといくことはどのような意味があるかを理解する。
第7週秘書検定2級レベルでの職務知識実際の問題の解答にはどのような知識が必要であり、どのように解答したらよいかを学ぶ。
第8週秘書検定2級レベルでの職務知識高度な職務知識を実際の職場で活かすために、実際の検定試験問題で理解を深める。
第9週秘書検定2級レベルでの一般知識暗記ではなく、実社会がどのように変化しているかについて、秘書検定2級レベルで必要な知識を学ぶ。
第10週秘書検定2級レベルでの一般知識秘書業務のみではなく、社会実務に必要な知識・技能を身につける。
第11週秘書検定2級のまとめ検定試験のための注意事項を理解し、問題を解く。
第12週秘書検定2級のまとめ秘書検定のための注意事項を理解し、問題を解く。
第13週秘書検定2級のまとめ秘書業務の特徴と理解しながら問題を解く。
第14週障がいを持つ人々と健常者への秘書としての配慮実社会ではさまざまな人々が生活・仕事をしている。秘書としていろいろな人々と接する場合の配慮について考え、実習を行う。
第15週最終テスト最終テストで実力をはかる


他の授業科目との関連
いろいろな科目を積極的に履修することで視野が広がり、教養豊かで技術面でも優れた秘書となることができる。
評価方法
上述のように、欠席や遅刻については本学の規則に従うので、しっかりとした自己管理をすること。
事前学修、授業への積極的参加、小テスト、最終テストの結果を総合的に判断して評価を行う。
教科書
秘書検定2級実問題集 2014年度版(早稲田教育出版)
参考図書
講義中に担当教員がプリントを配布して参考資料とする。
また、参考図書は講義中に紹介していく。
オフィスアワー(授業相談)
昼休み時間には研究室に在室しているので、相談が出来る。
また、必要に応じて別途時間を設定することも可能である。
学生へのメッセージ
秘書という職種についての勉強をとおして、日本社会の構造的特質を学ぶことができるのが本講義である。実務のみではなく、理論的に秘書職を考察することで、社会人となるための準備が可能である。