講義コード 1418J
講義名 3DCG基礎
(副題)
開講責任部署 全体
講義開講時期 秋学期
講義区分
基準単位数 2.00
時間 0
代表曜日 水曜日
代表時限 4時限
開講学科 情報処理学科
必選別 選択
履修セメスター 第2セメスター
その他
担当教員

職種 氏名 所属
講師 ◎ 原田 慎吾 (指定なし)
教授 伊津 信之介 (指定なし)

講義概要
近年のデジタルコンテンツの制作技術は、メディアの多様化に即して、驚くべきスピードで進歩と進化を繰り返している。中でも3DCGの制作技術は映画・ゲーム・テレビ・イベントなどのエンターテイメント産業だけでなく、CMを代表する広告や、建築、工業、環境、服飾、医療、福祉などあらゆる分野での応用がなされている。今後もその成長は大いに期待されている所であり、ハードウェアの発展とともに、更に進歩する技術である事は間違いない。
本実習は3DCGの制作技術を学習し、そのトータルな工程を実習する事により、3DCGの活用方法、及びその可能性を知るためのカリキュラムとしている。初期工程である「モデリング」から最終工程である「編集・合成」までを実習し、その制作フロー(流れ)を把握する事で、3DCGを活用したコンテンツ制作の基礎知識を習得できる。
到達目標
①3DCGの基礎知識習得と制作工程の把握
②3DCG制作技術の習得(基本編)
③3DCGを使用したデジタルコンテンツの制作
履修のポイント及び留意事項
コンピュータ実習室で行う実習授業である。
初回の授業からコンピュータを使用し、各回でPCやソフトの新しい操作技術や手法を習得していく事となるため、欠席は課題制作において望ましくない。
講義日程

テーマ内容
第1週3DCG概要3DCGとは(2Dと3Dの違い)
映像メディアにおけるCGのポジション解説
使用ソフトウェアの基本操作実習
第2週3DCG概要②3DCG制作のフロー解説
工程のネーミング解説
使用ソフトウェアの基本操作実習
第3週モデリング実習①ソフトウェア上で形状(モデル)を作成するモデリング工程の実習
第4週モデリング実習②ソフトウェア上で形状(モデル)を作成するモデリング工程の実習
第5週テクスチャ実習①ソフトウェア上でモデルに配色するテクスチャリング(質感設定)工程の実習
第6週テクスチャ実習②ソフトウェア上でモデルに配色するテクスチャリング(質感設定)工程の実習
第7週環境設定実習①ソフトウェア上でライティングやカメラアングルを決定する環境設定工程の実習
第8週環境設定実習②ソフトウェア上でライティングやカメラアングルを決定する環境設定工程の実習
第9週レンダリング実習①ソフトウェア上で完成したCGを演算出力するレンダリング工程の実習
第10週レンダリング実習②ソフトウェア上で完成したCGを演算出力するレンダリング工程の実習
第11週アニメーション実習①ソフトウェア上でモデルやカメラを時間軸に沿って動かすアニメーション工程の実習
第12週アニメーション実習②ソフトウェア上でモデルやカメラを時間軸に沿って動かすアニメーション工程の実習
第13週編集・合成実習①レンダリングされたCG画像もしくはCG映像に加工を施す編集・合成工程の実習
第14週編集・合成実習②レンダリングされたCG画像もしくはCG映像に加工を施す編集・合成工程の実習
第15週総評完成した作品における総評


他の授業科目との関連
基本的に3DCGのソフトウェアは単体で完結しているが、他の実習で活用する2Dグラフィック関連のソフトウェアや、映像編集ソフトウェアと併用する事により、更にクオリティの高い課題(作品)制作が可能となる。
特にADOBEのphotoshop及びillustratorは関連性の深いソフトウェアであるため、他の実習で使用する機会があれば、習得を推奨する。
評価方法
課題提出、試験結果、出席状況などを総合的に評価する。
教科書
特定の教科書は利用しない
参考図書
特になし
オフィスアワー(授業相談)
メールにて受付
学生へのメッセージ
3DCGに関する知識を有する事は、今後のコンテンツ社会において大きな優位点です。
CGクリエイターやグラフィックデザイナーを目指す生徒だけでなく、興味のある生徒は3DCG制作の世界を是非一度体感してください。