講義概要 |
CGはコンピュータグラフィックス(Computer Graphics) の略語である。このCG制作を実習によって実践的に理解してもらうのがCG実習1の目的である。CG発展の歴史をさかのぼれば30年以上前の1960年に 建造されたボーイング737が、世界で初めてCAD/CAMによって設計されたジェット旅客機である。そのドローイング機能を芸術表現に転用した創造的作 画がコンピュータ・アートである。それ以降、コンピュータの発達に伴い、CG制作の環境も豊かになってきた。
現在のテレビ放送や劇場映画ではCG技術は必要不可欠なものになっている。それ以上にCGの扱いが視聴者や観客の数を左右している。そして各種コン ピュータゲームでもCGがゲームの善し悪しを決定する要素になっている。このように芸術から娯楽、そして企業活動にまでCGが果たす役割は図り知れない。 このCG制作の基本である二次元CGの二つの要素を実習を通じて理解してもらいたい。
まずAdobe PhotoShopよるビットマップ・グラフィックスの制作と画像編集技術をマスターしていく。 |
到達目標 |
この授業では、平面の画像を制作・編集するツールとして、PhotoshopとIllustlatorの用いて実践的にその扱いに習熟し、意図したグラフィックが制作できる。 |
履修のポイント及び留意事項 |
毎日の生活の場で2DCGがどのように活用されているか意識すること。 |
講義日程 |
2DCGデザイン
週 | テーマ | 内容 |
第1週 | CGの発達と現状 | 2DCGの特徴とCG技術の発達と現状をDVDで概説 | 第2週 | Photoshopとは | Adobe PhotoShopの画面構成と基本操作 | 第3週 | グリーティングカード制作 | 色の設定と選択範囲:基色の選択と塗り操作、グラデーションの編集、選択の基本操作、アレンジテクニック | 第4週 | A4版フライヤー制作(1) | プランニングとデザインおよび下書き | 第5週 | A4版フライヤー制作(2) | 画像の補正 色補正機能 | 第6週 | 中間テスト | 2次元CG制作の基本概念 | 第7週 | CDジャケット制作(1) | 写真の補正、レイヤー機能 | 第8週 | CDジャケット制作(2) | フィルタ、フィルタによる特殊効果 | 第9週 | CDジャケット制作(3) | レイヤーを使った写真の合成 | 第10週 | ネームカード制作(1) | デザインと制作方針 | 第11週 | ネームカード制作(2) | 使用するツールの決定と制作 | 第12週 | ネームカード制作(3) | 印刷とカッティング | 第13週 | 応用2DCG(1) | テーマに応じたメディアとツールを用いた応用制作 | 第14週 | 応用2DCG(2) | テーマに応じたメディアとツールを用いた応用制作 | 第15週 | まとめ | 2DCGを振り返って |
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他の授業科目との関連 |
グラフィックデザイン基礎 |
評価方法 |
提出課題と積極性 |
教科書 |
授業資料(moodle) |
参考図書 |
特になし |
学生へのメッセージ |
好きこそものの上手なり! |