講義コード 0225J
講義名 日本語コミュニケーションII
(副題)
開講責任部署 全体
講義開講時期 秋学期
講義区分
基準単位数 1.00
時間 0
代表曜日 月曜日
代表時限 5時限
開講学科 両学科
必選別 選択
履修セメスター 第2セメスター
その他
担当教員

職種 氏名 所属
非常勤講師 ◎ 長谷川 順子 (指定なし)

講義概要
大学の授業で特に必要となる日本語、すなわち、情報を正確に読み取り、自分の考えを的確に表現するなどのいわゆるアカデミック・ジャパニーズがまだ十分に身に付いていない留学生にとって、これらの継続学習は不可欠である。
そこで、本授業では、日本語コミュニケーションⅠで身に付けた日本語能力を基礎として、大学の授業で必要となる日本語のコミュニケーション力をさらに伸ばすことを目指し、専門分野の授業活動に生かせる日本語の学習を進める。具体的には以下の通りである。
まず、読む力については、文章(テキスト)の内容を的確に効率よく読み取るために、読解トレーニングを行い、読解技能を身に付けることができるようにする。情報の読み取りはすべての授業で必要となる活動である。テキストの読み方に慣れるとともに、テキストの構造に着目して、筆者の主張や文章の要旨をとらえる練習をする。このことは書く活動にもつながるものである。
次に、書く力については、まず、書き言葉の表現に慣れる練習をした後で、目的に応じて、的確に書いたり、自分の意見を適切に伝えたりする書き方を練習する。また、レポート形式だけでなく、パワーポイントによる表現活動も行い、専門分野のレジュメに生かせるようにする。
 さらに、本授業では、学生同士が相互に学び合うよさを生かすために、個別に課題に取り組む活動とともに協働学習の場を取り入れる。学生同士の双方向コミュニケーションは、授業における個々の課題をはっきりさせるばかりでなく、他者の考えを理解する機会にもなる。本授業での体験を専門分野での討論、グループ活動などに生かしてほしい。
到達目標
(1)日本語のテキストを的確に、効率よく読み取ることができる。
(2)自分の伝えたいことをレジュメやパワーポイントなどで効果的に表現することができる。
(3)相互の学び合いを生かして、自分の学びを深めることができる。
履修のポイント及び留意事項
個別の活動と学生同士の双方向コミュニケーションによって授業を進めていくので、積極的に授業に参加し、課題は必ず提出すること。なお、本科目は、留学生のみを受講対象とした科目である。
講義日程

テーマ内容
第1週本授業説明本授業の概要について説明する。
第2週情報を読みとる必要な情報を的確に読みとり、筆者の主張をとらえる。
第3週情報を読みとる必要な情報を的確に読みとり、筆者の主張をとらえる。
第4週情報を読みとる必要な情報を的確に読みとり、筆者の主張をとらえる。
第5週情報を読みとる必要な情報を的確に読みとり、筆者の主張をとらえる。
第6週情報をまとめる目的に応じて、情報を的確に文章に表す。
第7週情報をまとめる目的に応じて、情報・意見を的確に文章に表す。
第8週情報をまとめ、意見を述べる目的に応じて、情報を効果的に表す。
第9週情報をまとめ、意見を述べる目的に応じて、情報を効果的に表す。
第10週専門分野のレジュメ1スポーツ&ツーリズムの視点から、レジュメ作成の基本を理解する。
第11週専門分野のレジュメ2国際文化の視点から、レジュメ作成の基本を理解する。
第12週専門分野のレジュメ3ICTの視点から、レジュメ作成の基本を理解する。
第13週プレゼンテーション1テーマに沿って、レジュメを作成し、発表の準備をする。
第14週プレゼンテーション2テーマに沿って作成したレジュメをもとに発表する。
第15週まとめ本授業を振り返り、全体を総括する。


他の授業科目との関連
本授業で、大学の授業で必要となる「読む・書く」能力・「発信する」能力を伸ばすことにより、専門分野の授業で、口頭発表、討論などの言語活動を円滑に行えるようになる。
評価方法
授業への参加度(50%)、課題提出(30%)、プレゼンテーション(20%)により、総合的に評価する。
教科書
特定の教科書に限定せず、配布資料等を用いて進める。
参考図書
必要に応じて、随時、紹介する。