講義コード 1433J
講義名 国際交流史
(副題)
開講責任部署 全体
講義開講時期 秋学期
講義区分
基準単位数 2.00
時間 0
代表曜日 金曜日
代表時限 4時限
開講学科 国際文化学科
必選別 選択必修
履修セメスター 第2セメスター
その他
担当教員

職種 氏名 所属
教授 ◎ 亀田 俊隆 (指定なし)

講義概要
本講座は、世界を東アジア、東南アジア、西アジア、ヨーロッパ、アメリカ、アフリカの六地域に分けて、それぞれの社会・文化の特色をとらえ、地域間交流をとおして一大文化圏が形成されたことを学修する。はじめに現在21世紀の世界状況を確認し、なぜ現在の国際社会が形成されたのかを考察する。時代史的には、大国の成立によって国際交流が活発になされた時代を中心に、文明誕生期、前5世紀、前2〜後2世紀、7〜8世紀、13〜14世紀、16〜17世紀、18〜19世紀、20世紀の世界を見ていく。国家のアイデンティティーの確立、地域文化圏の形成、そして世界の一体化を推進した国際交流の歴史をダイナミックに展開する。
到達目標
国際化の進展が著しい現在、国際感覚を磨き、異文化に対する理解や共感する心はとても重要である。文化の多様性と国際性の学修をとおして、広い視野から思考・判断する力を養成する。
履修のポイント及び留意事項
授業の中で、補助教材をプリントして配布する。
授業用のノートを持参すること。
講義日程

テーマ内容
第1週世界四大文明四大文明の特色と地域文化圏の形成及びその波及と意義
第2週前5世紀の世界古代ギリシア、中国春秋時代の思想・文化、地中海世界と東アジア世界への影響
第3週前2〜後2世紀の世界(1)ローマ共和国、パルティア、中国前漢王朝とシルクロード開通
第4週前2〜後2世紀の世界(2ローマ帝国、パルティア、中国後漢と海の道(海上交易)の形成
第5週7〜8世紀の世界(1)
中国唐王朝と日本の交流及び東アジア文化圏の形成
第6週7〜8世紀の世界(2)
イスラム文化圏の形成とアラブ・イラン商人による海の道(海上交易)の発展
第7週13〜14世紀の世界モンゴル帝国とユーラシア規模の大交流圏の形成、東・東南アジアへの影響
第8週16〜17世紀の世界(1)大航海時代の到来、スペインの新大陸、ポルトガルのアジア進出
第9週16〜17世紀の世界(2)オランダ、イギリス、フランスの植民地形成と大西洋三角貿易(奴隷貿易)
第10週提出レポートの発表(1)
学生個人がそれぞれ調査・研究したテーマをレポートにそって発表する。
第11週提出レポートの発表(2)
学生個人がそれぞれ調査・研究したテーマをレポートにそって発表する
第12週18〜19世紀の世界(1)英仏の植民地経営による新大陸・アジアの変容
第13週18〜19世紀の世界(2)大英帝国の君臨と世界の一体化、植民地側からの反撃
第14週20世紀の世界(1)二度の世界大戦と戦後世界の構築、東西二大陣営と第三勢力の台頭
第15週20世紀の世界(2)結びつく世界


他の授業科目との関連
国際文化に関する授業はすべて関連があるので、本講座と合わせて学修を深めてほしい。
評価方法
定期考査の成績、レポートの提出・内容及び発表の状況、授業への出席状態等を総合的に判断し評価する。
教科書
なし。補助教材をプリントして配布する。
参考図書
授業の中で随時紹介する。
オフィスアワー(授業相談)
いつでも相談に応じる。
学生へのメッセージ
国際交流史は地域文化の学修に加え、国際関係史をとおして現在世界の成り立ちを学ぶ内容である。