講義概要 |
今、大きなうねりとして動き始めた世界の大交流時代を、航空や旅行など観光産業の切り口で分析する。それぞれの国にとってのインバウンド(海外からその国へ)やアウトバウンド(その国から海外へ)など国際観光によって生じる経済活動は、その国の国際収支においてきわめて大きな比重を占めています。その交流を支える航空産業や旅行産業など観光産業の実態と昨今の世界を舞台にした大規模な変化や流れをまず解説する。
次に、日本の訪日旅行や海外旅行の現状を紹介、日本の国際観光の課題や今後向かうべき姿などを考える。
また新しい国際観光は、自国へのインバウンドや自国発のアウトバウンドだけではなく、第3国間、たとえばブラジル人の中国旅行、中国人のヨーロッパ旅行など他国から他国への交流もビジネスにしようとする動きが日本の旅行業界にあります。それらを担う日本の旅行会社の海外ネットワークの役割と実態など、国際観光最前線の動きを解説、さらに世界の主だった国々の具体的な観光戦略の分析、解説をする。 |
到達目標 |
国際交流の国家に与える大きさについて理解できる。またそれぞれの国の国際交流の実態、戦略について理解できる。特に日本の国際交流については、課題の今後の在り方について考えることができる。
さらに世界の国際交流産業の新しいモデルについても理解できる。
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履修のポイント及び留意事項 |
観光系企業への就職を考える学生は履修されたい。 |
講義日程 |
週 | テーマ | 内容 |
第1週 | 大交流時代とは | 世界に起こりつつある大交流時代の幕開け | 第2週 | 大陸間の交流実態 | 世界各地の国際観光の動向と変化 | 第3週 | 交流を支える観光ビジネス① | 世界の航空産業の実態と変化 | 第4週 | 交流を支える観光ビジネス② | 世界の旅行産業の実態と変化 | 第5週 | 日本の旅行の変化 | 海外旅行、国内旅行の変化 | 第6週 | 日本の観光産業は衰退するのか? | 今、日本の市場に起こっていること | 第7週 | 訪日旅行① | 訪日旅行の実態 | 第8週 | 訪日旅行② | 訪日旅行の課題と今後
| 第9週 | 日本の旅行会社の海外ネットワーク① | その役割と変化 | 第10週 | 日本の旅行会社の海外ネットワーク② | 第3の国際観光を狙う | 第11週 | 世界の国の国際観光戦略① | ハワイ州 | 第12週 | 世界の国の国際観光戦略② | 韓国 | 第13週 | 世界の国の国際観光戦略③ | 日本① | 第14週 | 世界の国の国際観光戦略④ | 日本② | 第15週 | まとめ | これからの世界交流 |
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評価方法 |
出席状況、授業態度、定期試験ほかによる。 |
教科書 |
なし。 |
参考図書 |
特になし |