講義概要 |
ビジネスの分野では日常的に使われている「マネジメント」という言葉。辞書を引くと「Management」は「管理」とか「経営」と訳されている。女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」の内容を実践し、弱小の野球チームを甲子園出場に導いていく奮闘を描いた本「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(「もしドラ」)がベストセラーになり、「マネジメント」という言葉が一般的に語られる機会が増えた。書店に行けば書棚にマネジメントやドラッカーに関する本がたくさん並んでいる。
授業ではまず、マネジメントとは何かについて学説をもとに解説する。次に、人や組織を動かす管理手法やコミュニケーションの重要性、リーダーの役割や目標達成に向けたマネジメントサイクルなどについて学ぶ。さらに先人の足跡をたどり、自分の人生をどのようにマネジメントしていくかについて考察する。 |
到達目標 |
マネジメントの重要性について理解する。
自分の強みを知り、将来、組織の中でそれを活かしていく基礎力を身につける。
判断に迷ったり重大な決断をしなければならな場面に遭遇したとき、自己のアイデンティティを見失わず、進むべき針路を決定できる力をつける。 |
履修のポイント及び留意事項 |
授業では様々な事例を紹介する。自分だったらどう行動するか、どう判断するか絶えず自問自答しながら受講すること。
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講義日程 |
週 | テーマ | 内容 |
第1週 | マネジメントの定義
| マネジメントとは何か
| 第2週 | マネジメント学説・理論の考察
| マネジメント論の発展
| 第3週 | 知識基盤社会を生きる | 継続学習、知識のアップデート | 第4週 | 自分の強みは何か | 欲求段階説、フィードバック分析 | 第5週 | コミュニケーション力とホスピタリティ | 社会人基礎力 | 第6週 | ドラッカーから学ぶマネジメント | 成果をあげるための取り組み | 第7週 | マーケティングとイノベーション | ニーズとウオンツ、顧客満足 | 第8週 | 組織と人的資源 | 組織、長寿企業の共通点、ダイバーシティ・マネジメント | 第9週 | リーダーシップとマネジメント | リーダー、権限委譲、責任感とモチベーション | 第10週 | マネジメントサイクル
| PDCAサイクル、目標達成 | 第11週 | リスクマネジメント
| 予防対策、リスクコミュニケーションの重要性、SNSの光と影 | 第12週 | 先人に学ぶ | スティーブジョブズ、松下幸之助・本田宗一郎の起業精神、企業の存在意義
| 第13週 | 近江商人の理念 | 三方よし、CSR | 第14週 | 人生をマネジメントする | 人生目標、時間管理、キャリア形成、セルフマネジメント | 第15週 | まとめ | |
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評価方法 |
試験50%、課題・レポート40%、出席・受講態度10% |
教科書 |
使用しない。 |
参考図書 |
適宜、紹介する。 |
オフィスアワー(授業相談) |
随時 |
学生へのメッセージ |
必修科目である。ますます高度化・複雑化する社会を生き抜いていかなければならない諸君にとって、マネジメント力はぜひ必要な力である。授業から、学園の創設者松前重義博士が建学の精神として掲げた、若き日に「思想を培い」「希望を星につなぐ」何かを得て欲しい。 |