講義コード 1213J
講義名 マネジメント基礎
(副題)
開講責任部署 全体
講義開講時期 秋学期
講義区分
基準単位数 2.00
時間 0
代表曜日 火曜日
代表時限 2時限
開講学科 両学科
必選別 必修
履修セメスター 第2セメスター
その他
担当教員

職種 氏名 所属
教授 ◎ 佐竹 則昭 (指定なし)

講義概要
 ビジネスの分野では日常的に使われている「マネジメント」という言葉。辞書を引くと「Management」は「管理」とか「経営」と訳されている。女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」の内容を実践し、弱小の野球チームを甲子園出場に導いていく奮闘を描いた本「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(「もしドラ」)がベストセラーになり、「マネジメント」という言葉が一般的に語られる機会が増えた。書店に行けば書棚にマネジメントやドラッカーに関する本がたくさん並んでいる。
 授業ではまず、マネジメントとは何かについて学説をもとに解説する。次に、人や組織を動かす管理手法やコミュニケーションの重要性、リーダーの役割や目標達成に向けたマネジメントサイクルなどについて学ぶ。さらに先人の足跡をたどり、自分の人生をどのようにマネジメントしていくかについて考察する。
到達目標
マネジメントの重要性について理解する。
自分の強みを知り、将来、組織の中でそれを活かしていく基礎力を身につける。
判断に迷ったり重大な決断をしなければならな場面に遭遇したとき、自己のアイデンティティを見失わず、進むべき針路を決定できる力をつける。
履修のポイント及び留意事項
授業では様々な事例を紹介する。自分だったらどう行動するか、どう判断するか絶えず自問自答しながら受講すること。
講義日程

テーマ内容
第1週マネジメントの定義
マネジメントとは何か
第2週マネジメント学説・理論の考察
マネジメント論の発展
第3週知識基盤社会を生きる継続学習、知識のアップデート
第4週自分の強みは何か欲求段階説、フィードバック分析
第5週コミュニケーション力とホスピタリティ社会人基礎力
第6週ドラッカーから学ぶマネジメント成果をあげるための取り組み
第7週マーケティングとイノベーションニーズとウオンツ、顧客満足
第8週組織と人的資源組織、長寿企業の共通点、ダイバーシティ・マネジメント
第9週リーダーシップとマネジメントリーダー、権限委譲、責任感とモチベーション
第10週マネジメントサイクル
PDCAサイクル、目標達成
第11週リスクマネジメント
予防対策、リスクコミュニケーションの重要性、SNSの光と影
第12週先人に学ぶスティーブジョブズ、松下幸之助・本田宗一郎の起業精神、企業の存在意義
第13週近江商人の理念三方よし、CSR
第14週人生をマネジメントする人生目標、時間管理、キャリア形成、セルフマネジメント
第15週まとめ


評価方法
試験50%、課題・レポート40%、出席・受講態度10%
教科書
使用しない。
参考図書
適宜、紹介する。
オフィスアワー(授業相談)
随時
学生へのメッセージ
必修科目である。ますます高度化・複雑化する社会を生き抜いていかなければならない諸君にとって、マネジメント力はぜひ必要な力である。授業から、学園の創設者松前重義博士が建学の精神として掲げた、若き日に「思想を培い」「希望を星につなぐ」何かを得て欲しい。