講義コード 1265A
講義名 情報処理技術者B
(副題)
開講責任部署 全体
講義開講時期 春集中
講義区分
基準単位数 2.00
時間 0
代表曜日
代表時限
開講学科 両学科
必選別 随意
履修セメスター 第1セメスター
その他 集中講義
担当教員

職種 氏名 所属
准教授 ◎ 宮川 幹平 (指定なし)

講義概要
本科目は、経済産業省認定の国家資格である情報処理技術者試験のうち、レベル1「ITパスポート試験」及びレベル2「基本情報技術者試験」に関する対策授業である。
試験の出題傾向にあわせ、出題ポイントの説明と演習、振り返りを反復して対応能力を高めていく。主な内容としては、ネットワーク・データベース・セキュリティを中心として構成する。また、原則としてITパスポート試験レベルから基本情報技術者試験レベルでの説明まで対応するが、受講学生の状況によってさらに高度な内容を組み込む。
到達目標
定量的目標:ITパスポート試験の模擬試験に60%以上の正答率が安定して得られること(特に授業内で説明した範囲については75%以上の正答率を目標とする)。
定性的目標:資格試験に向けて日常的な学習習慣が確立できていること(その学習記録を測定可能な状態で残していること)。
履修のポイント及び留意事項
本科目は、情報処理技術者試験基本情報技術者試験午前試験免除講座の一部である。
講義日程

テーマ内容
第1週ネットワーク:ネットワーク方式と通信プロトコルネットワーク機器とTCP/IPについての説明と演習問題
第2週ネットワーク:ネットワーク構成IPv4/IPv6についての説明と演習問題
第3週ネットワーク:ネットワークサービス電子メール・Web等のアプリケーション及び通信サービスについての説明と演習問題
第4週データベース:基本概念データベースの必要性、データベースモデルとデータベース管理システム、ACID特性等に関する説明と演習問題
第5週データベース:設計E-R図とリレーショナル・データベースの設計、正規化に関する説明と演習問題
第6週データベース:データ操作SQLの基本文法に関する説明と演習問題
第7週セキュリティ:基本概念情報セキュリティの基本概念、情報資産と脅威についての説明と演習問題
第8週セキュリティ:情報セキュリティ管理リスク管理と情報セキュリティマネジメント(ISMS)、個人情報保護についての説明と演習問題
第9週セキュリティ:暗号理論共通鍵暗号、公開鍵暗号、ハッシュ、電子証明、認証局についての説明と演習問題
第10週セキュリティ:対策パスワード管理、ファイアウォール、ウィルス対策、セキュリティアップデートについての説明と演習問題
第11週システム構成クライアント・サーバ、高可用性システム、HPCシステムについての説明と演習問題
第12週システムの評価指標スループットやレスポンスタイム、MTBF・MTTR・稼働率・故障率等についての説明と演習問題
第13週システム管理(1)階層ファイルシステムとアクセス権、認証技術についての説明と演習問題
第14週システム管理(2)ジャーナリング、バックアップからの復旧
第15週模擬試験上記内容について筆記試験によって理解度を問う


他の授業科目との関連
連続授業である「情報処理技術者A」及び「情報処理技術者C」については、継続して履修することを強く勧める。
情報処理技術者試験に関連する授業としては「情報基礎」「メディア基礎演習A〜B」「ITシステム論A〜C」「先端ビジネス論A〜C」があり、並行しての履修を勧める。
評価方法
・出席及び授業用サイト(Facebook及びMoodle)の活用状況(質問への回答や相談書き込み等)・・・40%
・演習問題及び模擬試験の正答率・・・60%
教科書
(1)平成24-25年度 ITパスポート 試験によくでる問題集 CBT対応
岩代 正晴、新妻 拓巳 著 技術評論社
ISBN-13: 978-4774149271

(2)平成25年度 ITパスポート合格教本 CBT対応 (情報処理技術者試験)
岡嶋 裕史 著 技術評論社
ISBN-13: 978-4774153759
参考図書
平成25年度 イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生の基本情報技術者教室
栢木 厚 著 技術評論社
ISBN-13: 978-4774153988
オフィスアワー(授業相談)
いつでも可(FacebookやMoodle上での相談も大歓迎)
学生へのメッセージ
資格試験に合格するためには、授業時間以外の「日常的な」学習が必要不可欠である。毎朝でも毎夜でも構わないが、学習の習慣をつけること。
Facebook上の対策講座グループ(http://www.facebook.com/groups/130733367014567/)や、Moodle上の授業サイトでの定期的なアクセス(書き込み)を意識することも勧める(これは評価に直結する)。