講義コード 1264A
講義名 情報処理技術者A
(副題)
開講責任部署 全体
講義開講時期 春学期
講義区分
基準単位数 2.00
時間 0
代表曜日 水曜日
代表時限 4時限
開講学科 両学科
必選別 随意
履修セメスター 第1セメスター
その他
担当教員

職種 氏名 所属
准教授 ◎ 宮川 幹平 (指定なし)

講義概要
本科目は、経済産業省認定の国家資格である情報処理技術者試験のうち、レベル1「ITパスポート試験」及びレベル2「基本情報技術者試験」に関する対策授業である。
試験の出題傾向にあわせ、出題ポイントの説明と演習、振り返りを反復して対応能力を高めていく。主な内容としては、基礎理論・コンピュータシステム・システム戦略・開発技術を中心として構成する。また、原則としてITパスポート試験レベルから基本情報技術者試験レベルでの説明まで対応するが、受講学生の状況によってさらに高度な内容を組み込む。
到達目標
定量的目標:ITパスポート試験の模擬試験に60%以上の正答率が安定して得られること(特に授業内で説明した範囲については75%以上の正答率を目標とする)。
定性的目標:資格試験に向けて日常的な学習習慣が確立できていること(その学習記録を測定可能な状態で残していること)。
履修のポイント及び留意事項
本科目は、情報処理技術者試験基本情報技術者試験午前試験免除講座の一部である。
講義日程

テーマ内容
第1週ガイダンス情報処理技術者試験制度と合格に向けた勉強方法に関する説明
第2週基礎理論:データの表現1ビット表現、2進数、負の値の表現についての説明と演習問題
第3週基礎理論:データの表現2論理演算、文字コードについての説明と演習問題
第4週基礎理論:統計情報平均・分散・最頻値・中間値などの統計量や分布に関する入門
第5週コンピュータシステム:処理装置と記憶装置コンピュータの基本構成のほか、CPUの基本的や仕組み、メモリ、各種補助記憶装置、記憶階層に関する説明と演習問題
第6週コンピュータシステム:入出力デバイスUSBやIEEE1394に代表される入出力インタフェースと入出力装置、デバイスドライバに関する説明と演習問題
第7週コンピュータシステム:オペレーティングシステムOSの必要性、機能、種類に関する説明と演習問題
第8週コンピュータシステム:その他のソフトウェア各種ソフトウェアの種別やオープンソースソフトウェアの特徴についての説明と演習問題
第9週マルチメディア画像・音声データの表現と代表的なファイル形式に関する説明と演習問題
+DRMに関する話題
第10週システム戦略:業務プロセスとソリューションビジネス業務モデルのモデリング手法やアウトソーシング形態等についての説明と演習問題
第11週システム戦略:システム企画システム化計画から要件定義・調達計画についての説明と演習問題
第12週システム開発技術:システム開発プロセスSLCP-JCF2007に基づくシステム開発プロセスについての説明と演習問題
第13週システム開発技術:ソフトウェア開発モデルオブジェクト指向・構造化分析などのソフトウェア開発手法と、代表的なソフトウェア開発モデルについての説明と演習問題
第14週基礎理論:プログラミングプログラミング言語や基本的なデータ構造・アルゴリズムに関する説明と演習問題
第15週模擬試験上記内容についての理解度を問う筆記試験


他の授業科目との関連
連続授業である「情報処理技術者B」及び「情報処理技術者C」については、継続して履修することを強く勧める。
情報処理技術者試験に関連する授業としては「情報基礎」「メディア基礎演習A〜B」「ITシステム論A〜C」「先端ビジネス論A〜C」があり、並行しての履修を勧める。
評価方法
・平常点(出席状況・授業用サイト(Facebook及びMoodle)の活用状況(質問への回答や相談書き込み等)・問題集の利用状況)・・・50%
・演習問題及び模擬試験の正答率・・・50%
教科書
(1)平成24-25年度 ITパスポート 試験によくでる問題集 CBT対応
岩代 正晴、新妻 拓巳 著 技術評論社
ISBN-13: 978-4774149271

(2)平成25年度 ITパスポート合格教本 CBT対応 (情報処理技術者試験)
岡嶋 裕史 著 技術評論社
ISBN-13: 978-4774153759
参考図書
平成25年度 イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生の基本情報技術者教室
栢木 厚 著 技術評論社
ISBN-13: 978-4774153988
オフィスアワー(授業相談)
いつでも可(FacebookやMoodle上での相談も大歓迎)
学生へのメッセージ
資格試験に合格するためには、授業時間以外の「日常的な」学習が必要不可欠である。毎朝でも毎夜でも構わないが、学習の習慣をつけること。
Facebook上の対策講座グループ(http://www.facebook.com/groups/130733367014567/)や、Moodle上の授業サイトでの定期的なアクセス(書き込み)を意識することも勧める(これは評価に直結する)。