講義コード 1247J
講義名 英語基礎
(副題)
開講責任部署 全体
講義開講時期 秋学期
講義区分
基準単位数 2.00
時間 0
代表曜日 金曜日
代表時限 5時限
開講学科 両学科
必選別 随意
履修セメスター 第2セメスター
その他
担当教員

職種 氏名 所属
准教授 ◎ 赤井 ひさ子 (指定なし)

講義概要
本講義では、社会人となる前に、英語を基礎から学びなおそうという意欲がある学生を対象として、簡素で理解し易い解説で英語学修をすすめる。また、社会人となると、いろいろな場面で英語の試験を受ける機会が増える。本講義では、そのような場面も想定して、実践的な英語の問題にも取り組む。
教科書は写真を使用した問題なども含んでおり、実生活・社会生活に近い場面で使用する英語について学び、また、それらの表現を導入として英語を見直す学習を進めることが出来る。
リスニングとリーディングの基礎力を強化する問題にも取り組み、発展的な学習を期待する事が出来る。就職対策としても有効な講義である。
到達目標
本講義の到達目標は、英語の基礎力を見直し、各学生がそれぞれの英語力について、得意分野と弱点を自覚し、リスニング、リーディング、スピーキングの三技能の学習を進め、15回の講義が終了した時点で、各学生が自ら英語学習を進めていくことができる段階まで到達することである。
毎回講義中に問題を解くことで、各学生が自ら到達目標を設定しようとすることが可能である。
また、就職試験や就職後の英語の試験も視野に入れ、その傾向と対策も学習するので、応用範囲が広い講義となる。
履修のポイント及び留意事項
出席や遅刻については、本学の規則に従うので、自己管理をしっかりしてもらいたい。授業には、教科書、辞書、筆記用具を必ず持参すること。
出席が足りないとか最終テストの点が不足しているといった場合でも「後から補講をして単位を与える」ことはしないので、熟慮のうえ履修すること。
講義日程

テーマ内容
第1週日本語と英語を比較検討する多数の履修者の第一言語である日本語の特徴と英語の特徴を理解することで、今後の学修の筋道をつける。
第2週英語の動詞には二種類ある自動詞と他動詞という文法用語について、例文をみながらどの様な違いがあるかを理解する。
第3週英語の動詞の目的語について目的語を学び、目的語を二つとる動詞について学ぶ。双方とも、例文に触れながら理解を深める。
第4週英語の文法での補語とはどのようなものか補語の働きと、補語になる言葉について、例文にふれながら理解する。
第5週発話の基本、疑問文を復習する疑問文の作り方を復習し、疑問詞を持つ疑問文を練習する。
第6週否定文の練習。英語のことわざ。否定文の作り方を復習する。また、英語のことわざと日本語のことわざを比較する。
第7週習慣を表す表現と現在進行形。英語のことわざ。日本語と英語の発想の違いに注目する。また、入社試験によく出題される英語のことわざを学ぶ。
第8週過去形の働きを学ぶ。長文を読む。英語の過去形を復習する。また、長文を読むことで英語になじむ。
第9週英語の完了形の特徴。長文を読む。英語の完了形を復習することで、英語が持つ時間の流れについての感覚を養う。また、英語の長文を読む。
第10週意思決定の表現と計画の表現。関係詞の復習英語ではどのように意思決定を表現するのかを学ぶ。また、入社試験などで頻繁に出題される関係詞について復習する。
第11週助動詞の復習。関係詞を理解する。英語では助動詞を用いることで表現が豊かになることを例文で学ぶ。関係詞についての問題を解く。
第12週数えられない名詞という概念。仮定法の復習。数えられない名詞という、日本語にはない概念について理論的に学ぶ。また、頻出の仮定法の問題に取り組む。
第13週表現を豊かにする形容詞と副詞。仮定法の復習。形容詞と副詞を用いた例文で、豊かな表現力を養う。また、仮定法の理解を深める。
第14週句と節という概念。群動詞という表現方法。英語表現を豊かにする方法を学ぶ。群動詞の典型的な用例を学ぶ。
第15週動名詞と不定詞について。入社試験の英語について。動名詞と不定詞の用法を例文に触れながら学ぶ。社会人となるための試験に出題される英語について知識を深める。


他の授業科目との関連
他の英語関連科目を積極的に履修して、英語に親しむこと。
評価方法
出席や遅刻に関しては、学校の規則に従う。
最終テストで成績が悪かった学生に対して補講をしたり追試をしたりはしないので、熟慮の上履修すること。
授業への積極的な参加が必要であり、単に出席日数が足りているだけでは単位を履修することは出来ない。
講義中の質疑応答には「わかりません。」という答え方ではなく、しっかいと内容に沿った返答をすること。最終テストでは本学の規定に達する点を取ること。事前学修としての宿題は提出させることがある。また、講義中の学修成果を提出させることもある。これらを総合的に判断して評価する。
教科書
基本文法から始める大学英語 (金星堂)
ISBN番号
978-4-7647-3933-8
参考図書
英和・和英の辞書(講義には必ず持参すること)。
英字新聞などを積極的に読み、英語にふれる機会を増やすこと。
その他就職対策の参考図書は講義中に紹介する。
オフィスアワー(授業相談)
昼休みには研究室に在室なので、質問・相談を受けることができる。また、必要に応じて時間を設定することも可能である。
学生へのメッセージ
大学生らしい英語学習とは、難易度で決まるのではなく、英語(第一言語以外の言語)とどのように触れ合うかで決まる。単に暗記をしたり、文法を無視したりするのではなく、理論的に学習を進めることが、語学学習の成果を得るための近道である。