講義コード 1294A
講義名 旅行業務取扱管理者B
(副題)
開講責任部署 全体
講義開講時期 春学期
講義区分
基準単位数 2.00
時間 0
代表曜日 木曜日
代表時限 5時限
開講学科 両学科
必選別 随意
履修セメスター 第1セメスター
その他
担当教員

職種 氏名 所属
教授 ◎ 宮内 順 (指定なし)

講義概要
 観光産業をめざす人にとって、もっとも重要な資格が「国内旅行業務取扱管理者」および「総合旅行業務取扱管理者」である。前者は、国内旅行を取り扱うことができ、後者は国内旅行、海外旅行を取り扱うことができる。旅行業法により、旅行会社の店舗には1名以上の取扱管理者を配置することが義務づけられており、旅行会社に進むには非常に有利な資格である。
 この授業は、「旅行業務取扱管理者A」と連動し、実践形式で、国内旅行業務取扱管理者試験に合格する実力を身につけることを目的に開講される。総合旅行業務取扱管理者と比べ、取得しやすく、さらに合格者は、総合旅行業務取扱管理者試験の4科目のうち2科目が免除されるため、まず、国内の資格を取得した後に、総合をめざすことが合格の早道とされている。
 もちろん試験に合格することも重要だが、受験の各科目を学ぶことは、観光産業全体像を把握する上で有益である、試験は毎年行われているので、試験の結果に一喜一憂することなく、一歩一歩着実に合格に近づく勉強を続けていくことが肝要である。科目は広範囲におよび、授業に出席するだけでは合格する実力を身につけることは不十分であり、授業で学んだことを指針に、日頃から積極的に自学自習するように心がけていただきたい。
到達目標
(1)国内旅行業務取扱管理者試験に合格する
(2)総合旅行業務取扱管理者試験の科目免除の資格をとる
(3)最終的には総合旅行業務取扱管理者をめざす
履修のポイント及び留意事項
 試験対策科目として、「旅行業務取扱管理者A」「旅行業務取扱管理者B」の2科目が設定されていますが、2科目とも履修することが望ましい。
講義日程

テーマ内容
第1週問題と解答の解説旅行業法
(1)法の目的
(2)旅行業の定義
(3)登録制度
第2週問題と解答の解説旅行業法
(1)営業保証金
(2)旅行業務取扱管理者
(3)旅行業約款
第3週問題と解答の解説旅行業法
(1)取引条件の説明
(2)書面の交付
(3)外務員
第4週問題と解答の解説旅行業法
(1)広告表示
(2)旅程管理
(3)旅行業協会
第5週問題と解答の解説標準旅行業約款
募集型企画旅行契約の部
(1)契約の締結
(2)契約の変更
第6週問題と解答の解説標準旅行業約款
募集型企画旅行契約の部
(1)旅行者の解除権
(2)旅行業者の解除権
(3)旅程管理
第7週問題と解答の解説標準旅行業約款
受注型企画旅行契約の部
(1)受注型企画旅行
(2)募集型企画旅行契約との相違
第8週問題と解答の解説標準旅行業約款
(1)別紙特別保証規定
(2)手配旅行契約の部
第9週問題と解答の解説運送・宿泊約款
(1)国内航空運送約款
(2)JR旅客営業規則
(3)モデル宿泊約款
第10週問題と解答の解説国内旅行実務
運賃料金の計算
(1)JR普通運賃
(2)JR料金
第11週問題と解答の解説国内旅行実務
運賃料金の計算
(1)JR割引運賃・料金
(2)貸切バス運賃
(3)国内航空運賃
(4)宿泊料金
第12週問題と解答の解説国内旅行実務
観光地理
日本の自然資源(1)
第13週問題と解答の解説国内旅行実務
観光地理
日本の自然資源(2)
第14週問題と解答の解説国内旅行実務
観光地理
日本の文化資源(3)
第15週問題と解答の解説国内旅行実務
観光地理
日本の文化資源(4)


他の授業科目との関連
授業内容は、「旅行業務取扱管理者A」と連動しています。
評価方法
テスト(40%)、課題(20%)、出席状況(20%)、受講態度(20%)で評価する。
教科書
2012旅行業務取扱管理者試験 国内テーマ別問題集(エフィカス)
参考図書
この授業では、「旅行業務取扱管理者A」のテキストである「2012旅行業務取扱管理者試験 国内短期完成」を参考図書として使います。
学生へのメッセージ
国内旅行業務取扱管理者試験に合格するまで、粘り強く頑張りましょう。