講義コード 1270A
講義名 異文化コミュニケーション論
(副題)
開講責任部署 全体
講義開講時期 春学期
講義区分
基準単位数 2.00
時間 0
代表曜日 火曜日
代表時限 3時限
開講学科 国際文化学科
必選別 選択
履修セメスター 第3セメスター
その他
担当教員

職種 氏名 所属
教授 ◎ 神山 高行 (指定なし)

講義概要
様々な分野でグローバル化が進展する21世紀の国際社会。ヒト、モノ、カネ、ジョウホウが行き交う世界の中で、異文化との接し方や付き合い方を正しく理解することが今私たちに求められている。また、民族、宗教、慣習といった文化にまつわる摩擦や間違った理解はもとより、経済格差から環境汚染、食糧危機、エネルギー問題といった世界規模の様々な問題を共有する私たちは、今後、こうした問題に対して、国を超えて、協力し解決していかなければならないことになるだろう。このような背景を念頭に置きながら、本講義では、異文化とコミュニケーションの関係について様々な視座から論じる。
到達目標
本講義では、以下の点に主な到達目標を置く。
1.異文化コミュニケーションの知識と理解を深める。
2.講義を通じて、自らが考える能力を醸成する。
3.文献探索やレポート作成のスキルを習得する。
履修のポイント及び留意事項
講義用のノートを用意すること。
講義日程

テーマ内容
第1週ガイダンス授業の進め方、評価方法、アンケート調査など
第2週異文化とは何か(1)文化の概念や文化交流史について概説する。
第3週異文化とは何か(2)国際化やグローバル化にともなう問題点について論じる。
第4週コミュニケーションとは何か(1)コミュニケーションの概念について考察する。
第5週コミュニケーションとは何か(2)国際言語(特に英語)の歴史と現状について概説する。
第6週文化摩擦と異文化理解(1) 日本の近代化における欧米文化の流入の歴史を概説し、その問題点について論じる。
第7週文化摩擦と異文化理解(2)世界の文化摩擦の様々な事件や事例について紹介し、異文化理解の重要性について論じる。
第8週異文化体験(1)アメリカ(特にハワイ)と文化事情
第9週異文化体験(2)ヨーロッパ(特にフランス)と文化事情
第10週異文化体験(3)アジア(特にインド)と文化事情
第11週異文化体験(4)アジア(特に中国)と文化事情
第12週異文化体験(5)アジア(特に韓国)と文化事情
第13週異文化コミュニケーションと国際理解(1)世界各国や日本の異文化コミュニケーション教育の現状について紹介する。
第14週異文化コミュニケーションと国際理解(2)これまでの講義をまとめ、異文化コミュニケーションと国際理解の未来について論じる。
第15週学期末試験とレポート提出学期末試験の実施とレポートの提出


他の授業科目との関連
他の文化関連の講義も受講することを推奨する。
評価方法
出席状況・受講姿勢、課題レポート、学期末試験などにより総合評価する。
教科書
使用しない。
参考図書
青木保著『異文化理解』(岩波新書)、ベイツ・ホッファ・本名信行ほか編著『共生社会の異文化間コミュニケーション』(三修社)、小坂貴志著『異文化コミュニケーションA to Z』(研究者)など、その他、講義の中で随時紹介する。
オフィスアワー(授業相談)
空いている時間帯であれば、いつでも歓迎します。
学生へのメッセージ
グローバリズムの中で生きる私たちにとって、異文化理解や国際理解は、これから必要不可欠なこととなるでしょう。