講義コード 1279A
講義名 レジャー&ツーリズム論A
(副題)
開講責任部署 全体
講義開講時期 春学期
講義区分
基準単位数 2.00
時間 0
代表曜日 金曜日
代表時限 1時限
開講学科 国際文化学科
必選別 選択
履修セメスター 第3セメスター
その他
担当教員

職種 氏名 所属
助教 ◎ 柏木 翔 (指定なし)

講義概要
観光が地域社会や自然環境に及ぼす影響、また逆に観光が地域社会や自然環境から受ける影響は多岐にわたる。地域活性化や環境保全、持続可能な経済成長等との関わりは特に大きく、日本そして世界各地で観光をそれらの目的のために有効活用する取り組みが行われ、多数の成功例も報告されている。しかしながら、経済発展を追求するばかりに観光資源である伝統文化や自然環境に悪影響を及ぼしている地域も多く存在する。さらに観光が地域活性化や環境保全推進の役割を担いながらも経済的利益を得ることが困難な観光地も多い。このように地域社会、自然環境、経済のバランスを持続可能に保つことは容易ではない。
本講義では、観光に関わる地域と環境そして経済的要素(観光トリプルボトムライン)を取り上げると共に、関連する様々な観光形態を学習していく。その応用として、その多種多様な観光形態がどのような目的地(観光地)に適合または不適合するのかを考察していく。
授業内では様々な相違点の知得を目的に、世界各国や日本各地で行われている実例を取り上げる

到達目標
1. 持続可能な観光を理解
2. 観光と地域社会の相互関係を把握
3. 観光と自然環境の相互関係を把握
4. 観光と経済の相互関係を把握
5. 環境志向型及び地域社会主体の観光形態を理解
履修のポイント及び留意事項
観光のみならず環境や社会文化に興味のある学生に履修してもらいたい
講義日程

テーマ内容
第1週ガイダンス講義内容、到達目標、課題の紹介
第2週地域“と”環境
地域“の”環境
地域と環境の関連性に焦点を当て、“持続可能性”の意義と“持続可能な観光”の仕組みを解説。
第3週観光トリプルボトムライン訪日旅行を例に環境、地域社会、経済の観光トリプルボトムラインを学ぶ。
第4週観光と伝統文化観光にとっての歴史、伝統、文化とは
観光によって復活する地域伝統文化
第5週観光と地域社会観光が地域社会に及ばす影響
地域社会が観光に与える効果
第6週観光と地域活性化地域活性化に貢献する観光の仕組み
第7週観光と自然環境観光と自然環境の相互関係を分析
第8週観光と環境保全環境保全に向けての観光の役割
観光客、観光事業者、地域住民の視点から
第9週観光と経済観光と経済の相互関係を分析
第10週観光と持続可能な経済発展観光がつくる地域と環境への経済的貢献
第11週観光がつくる地域と環境への経済的貢献環境志向型ツーリズムの種類
エコツーリズムとその他のツーリズム
第12週地域社会主体のツーリズム地域社会を主体にしたツーリズムの種類
着地型観光に根差したエコツーリズムの必要性
第13週地域と環境の実践観光による地域活性化、環境保全、持続可能な経済成長についてのグループプレゼンテーション
第14週これからの観光と地域、環境地域社会と自然環境を取り巻く観光の課題と今後の発展
第15週まとめと復習全講義のおさらい、試験対策


他の授業科目との関連
「レジャー&ツーリズム概論Ⅰ」や「観光とレジャー」をあらかじめ受講していることが望ましい
評価方法
出席15%、授業貢献度(発言、参加、態度等)15%、課題30%、テスト40%
教科書
特になし
参考図書
特になし