講義概要 |
本授業では、韓国語ⅠやⅡを通して学んだ韓国語の基礎を踏まえ、その応用形を学んでいく。まずは、高度の意味を持つ中級助詞のいくつかを取り扱った後、各種意志・予定形、勧誘形、疑問形などの簡単な文末表現を学習し、さらには、各種接続形を学習していく。応用形の文末表現の中では、やや難易度の高いものを中心に、いくつかを取り上げる。一方、単語に対しては、テキストで使われている単語を中心に、さらには、別資料で配布されるものを学習してもらうことによって、単語力を増やしていく。
毎回の授業では、まず、その日取り上げる表現に対して説明がなされ、次に、その表現を実際使った例文を学習した後、今度は、その表現を取り入れた実際の簡単な文を学習していく。この時に使う文例は、日常生活の中で想定されるごくありふれた会話を中心に、その日の授業で取り上げられる表現を自然に学習できるよう、編集されたものである。従って、その日の授業で取り上げられる表現をしっかり理解した上で、これらの文を覚えておけば、さらに読み書きの能力アップへつながるはずである。授業の進め方に関しては、教師の一方的な注入によるのではなく、生徒の積極的な参加を促すもので、教師と生徒との協力の下、理想的な授業を作っていきたい。 |
到達目標 |
1.韓国語文の30%くらいを理解できる能力を備える。
2.単語の数、800語と、文型の数、80個の意味を理解し、使えるようになる。
3.この講義修了後、一人で韓国語の勉強を続けていける力を身に付けることが出来る。 |
履修のポイント及び留意事項 |
1回も目を通さないで次回の授業に臨むようなことがないようにしてもらいたい。毎回新しい内容が出てきて、積もっていったら後々苦しくなってくるからである。 |
講義日程 |
週 | テーマ | 内容 |
第1週 | 講義概要説明 | この授業の概要、その趣旨と授業目標などを説明する。 | 第2週 | 中級助詞Ⅰ | 第2週 中級助詞Ⅰ 所有格助詞の「の」、方角・方向「に」「へ」などの意味解説、例文学習 | 第3週 | 中級助詞Ⅱ | 次善策の「でも」、期待・願望対象の「に」「まで」、程度の「くらい」などの意味解説、例文学習 | 第4週 | パンマル終止形のまとめ | 動詞・形容詞・「名詞+だ」などのパンマル終止形の意味解説、例文学習 | 第5週 | パンマル疑問形のまとめ | 動詞・形容詞・「名詞+だ」などのパンマル疑問形の意味解説、例文学習 | 第6週 | パンマル終結表現のまとめ | 動詞・形容詞・「名詞+だ」の命令形・勧誘形・詠嘆形・回想形などの意味解説、例文学習 | 第7週 | 同意確認形・残念形 | 相手への同意確認の意味を表す「〜ね」と、残念形「〜のに」の意味解説、例文学習 | 第8週 | 可能形・技能可能形 | 可能形および技能可能形、限定否定形の意味解説、例文学習 | 第9週 | 複合否定形のまとめ | 各種複合否定形の意味解説、例文学習 | 第10週 | 終結表現のまとめⅠ | 「〜て」形で作られる終結表現の意味解説、例文学習 | 第11週 | 終結表現のまとめⅡ | 「〜く」や「〜に」の形で作られる終結表現の意味解説、例文学習 | 第12週 | 終結表現のまとめⅢ | その他の応用形の終結表現の意味解説、例文学習 | 第13週 | 名詞形語尾関連Ⅰ | 動詞・形容詞の名詞化表現の意味解説、例文学習 | 第14週 | 名詞形語尾関連Ⅱ | 名詞形語尾から形成される各種終結表現の意味解説、例文学習 | 第15週 | テスト | 筆記テストを実施する。 |
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他の授業科目との関連 |
この授業を履修するには、韓国語Ⅰ・Ⅱを先に履修する必要がある。 |
評価方法 |
出席状況、授業への参加度、定期テストの結果などを勘案し、総合的に判断する。 |
教科書 |
完全マスターハングル文法、(株)DHC、イムジョンデー著 |
参考図書 |
完全マスターハングル会話、完全マスターハングル単語集、(株)DHC、イムジョンデー著 |