講義概要 |
オフィスでは日常的に使われている「マネジメント」という言葉。辞書を引くと「Management」は「管理」とか「経営」と訳されている。一昨年、女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」の内容を実践し、弱小の野球チームを甲子園出場に導いていく奮闘を描いた本「もしドラ」がベストセラーになり、それをきっかけに、書店の書棚にはマネジメントやドラッカーの本やたくさん並んでいる。
授業ではまず、マネジメントとは何かについて学説をもとに解説する。次に、人や組織を動かす管理手法やリーダーシップの形成について学ぶ。さらに偉人たちの足跡をたどり、自分の人生をどうマネジメントしていくかについて考察する。 |
到達目標 |
成果をあげるためにグルールをまとめ、最善の努力をすることができる。
判断に迷ったり困難な場面に遭遇したとき、自己のアイデンティティを見失わず進むべき針路を決定できる力をつける。 |
履修のポイント及び留意事項 |
授業では様々な事例を紹介する。自分だったらどう行動するか、どう判断するか絶えず自問自答しながら受講すること。
毎授業時に資料を配布するので、A4版ファイルを用意すること。 |
講義日程 |
週 | テーマ | 内容 |
第1週 | マネジメントの定義
| マネジメントとは何か
| 第2週 | マネジメント学説・理論の考察
| マネジメント論の発展
| 第3週 | ピーター・ドラッカーを知る | 「もしドラ」から考察するマネジメントの技能、マネジャーの仕事
| 第4週 | 組織がまとまる、人が動く(1)
| 組織の構造、トップダウンとボトムアップ
| 第5週 | 組織がまとまる、人が動く(2)
| リーダーシップとマネジメント力
| 第6週 | 組織がまとまる、人が動く(3)
| 目標管理と組織の成果 | 第7週 | 組織がまとまる、人が動く(4)
| 生産管理、QC、TQM
| 第8週 | 組織がまとまる、人が動く(5) | マネジメントサイクルの実際 | 第9週 | Stay hungry , Stay foolish | スティーブジョブズ、松下幸之助、本田宗一郎の起業精神、町工場職人の匠技術
| 第10週 | リスクマネジメント
| 事例をもとに考察
| 第11週 | 環境とエネルギー問題を考える
| 地球温暖化、東日本大震災、福島原発事故、再生可能エネルギー | 第12週 | 情報マネジメント
| 日々のニュース・経済市況の収集と活用 | 第13週 | 人生をマネジメントする | 人生目標、自己分析、キャリア形成 | 第14週 | ディズニーのマネジメント | ウォルト・ディズニーの理念、キャストのホスピタリティ | 第15週 | まとめ | |
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評価方法 |
試験50%、課題・レポート40%、出席・受講態度10% |
教科書 |
使用しない。 |
参考図書 |
適宜、紹介する。 |
オフィスアワー(授業相談) |
随時 |
学生へのメッセージ |
必修科目である。ますます高度化・複雑化する社会を生き抜いていかなければならない諸君にとって、マネジメント力はぜひ必要な力である。授業から、学園の創設者松前重義博士が建学の精神として掲げた、若き日に「思想を培い」「希望を星につなぐ」何かを得て欲しい。 |