講義コード 1210A
講義名 3カ国語初級
(副題)
開講責任部署 全体
講義開講時期 春学期
講義区分
基準単位数 2.00
時間 0
代表曜日 火曜日
代表時限 1時限
開講学科 両学科
必選別 必修
履修セメスター 第1セメスター
その他
担当教員

職種 氏名 所属
教授 ◎ 林 鍾大 (指定なし)
准教授 ウェア ジーン (指定なし)
准教授 チョウ アンナ (指定なし)

講義概要
人間が社会生活を営んでいくに当たって、言葉が最も基本的なコミュニケーション手段になるのは、言うまでもない。本授業では、英語、韓国語、中国語担当のネイティブの教員が同時に参加し、毎回の授業時に想定される場面において、それぞれの国の話し手が、どのような言葉を話し、どのような言語行動を取るのかを各国語バージョンで披露し、その背景を説明する。言語行動とは、言葉だけでなく、表現、仕草、ジェスチャなどを含めるものであり、言葉を発しないで軽く会釈することも言語行動の範疇に入る。
 ここでいう「場面」とは、一般的にいう「言語場面」ではなく、文型(言語パターン)に基づく場面であって、例えば、挨拶表現が使われる場面や希望の表現が使われる場面、あるいは命令表現が使われる場面だったりする。これらの表現は、その国の言語や習慣などにより、違う点があったり、同じだったりするが、それらを学習することによって、3カ国語で基本となる表現をいくつか理解できたり、話せたりすることを期待する。
 具体的には、日本語のスクリプトでその状況を見せ、同じ状況に対して英語・韓国語・中国語でどのような言い方をするのかをそれぞれの言葉で披露する。次に、それぞれの内容がなぜそのようになるのかを日本語で説明し、生徒たちが理解出来たところで、それぞれの表現を各国語で練習する。
到達目標
1.コミュニケーション上、最も基本となる30程度の各種表現に対して、3カ国語で話せるようになる。
2.日本語、韓国語、中国語、英語などにおける共通点と相違点を見極め、その背景を理解する。
履修のポイント及び留意事項
目標とする30程度の表現に対して、その意味を理解し、話せるよう、積極的に参加すること。
講義日程

テーマ内容
第1週様々な挨拶の場面において3カ国語による挨拶表現を学習し、その使い方を練習する。
第2週多様な感謝とお礼の場面において3カ国語による感謝表現とお礼の表現を学習し、その使い方を練習する。
第3週色々な場面においての謝罪の表現3カ国語による謝罪の表現を学習し、その使い方を練習する。
第4週喜び、悲しみの場面において3カ国語による喜び、悲しみの表現を学習し、その使い方を練習する。
第5週苦しみ、辛さ、危険察知などを感じる場面において3カ国語による苦しみ、辛さ、危険察知などの表現を学習し、その使い方を練習する。
第6週色々な形の自己紹介3カ国語による自己紹介の表現を学習し、その使い方を練習する。
第7週買い物をする時によく使われる表現3カ国語による買い物時の色々な表現を学習し、その使い方を練習する。
第8週電話をする時によく使われる表現3カ国語による電話時の色々な表現を学習し、その使い方を練習する。
第9週基本的な名詞文 −「〜は〜だ/です」3カ国語による基本名詞文を学習し、その使い方を練習する。
第10週基本的な名詞文の疑問形 −「〜は〜なの?/ですか」3カ国語による基本的な名詞文の疑問形を学習し、その使い方を練習する。
第11週不定疑問文の様々な使い方3カ国語による不定疑問文の表現を学習し、その使い方を練習する。
第12週基本的な動詞文 −「ます」3カ国語による基本動詞文を学習し、その使い方を練習する。
第13週基本的な動詞文の疑問形 −「ますか」3カ国語による基本動詞文の疑問形を学習し、その使い方を練習する。
第14週基本的な形容詞文とその疑問形 −「です/ですか」3カ国語による基本形容詞文を学習し、その使い方を練習する。
第15週テスト定期テストを実施する。


他の授業科目との関連
本授業での3カ国語に対する学習意欲をベースに、英語・中国語・韓国語などへの積極的な履修を進める。
評価方法
出席状況、授業への参加度、定期テストなどの結果を勘案し、総合的に判断する。
教科書
特になし。
参考図書
英語・中国語・韓国語の第1セメスター科目に使われる各教科書