講義コード 1204J
講義名 情報とメディア
(副題)
開講責任部署 全体
講義開講時期 秋学期
講義区分
基準単位数 2.00
時間 0
代表曜日 木曜日
代表時限 3時限
開講学科 両学科
必選別 選択必修
履修セメスター 第2セメスター
その他
担当教員

職種 氏名 所属
教授 ◎ 伊津 信之介 (指定なし)

講義概要
 インターネットを劇的に変化させたのは、世界中のネットワークを織物のように紡いでいくワールド・ワイド・ウェブ(WWW)の登場によるところが大きい。WWWはもともと、ティム・バーナーズ=リーが提案した「グローバル・ハイパーテキスト・プロジェクト」が発展したもので、バーナーズ=リーは後にWebブラウザを生みだしたほか、その基礎となるプロトコルを規定するソフトを作成するなど、近年のインターネット技術に大きく貢献した。彼は自分の権利を主張することよりも、WWWを普及させ、より完全な仕組みとすることに力を注いだ。基本となる理念は「誰でも規格策定に参加でき、結果は誰でも使えること」という、OSを独占することで億万長者となった米マイクロソフトのビル・ゲイツと対照的な生き方といえる。
到達目標
「情報とメディア」では、20世紀末に誕生した最も優れたメディアと評価されるWEB、特にコンピュータとTCP/IPによって開かれた時代をビットの時代と呼びその特徴を明確にしていく。
履修のポイント及び留意事項
周囲の情報に敏感に反応するアンテナを高くして日々の生活を送って欲しい。
講義日程

テーマ内容
第1週誤解される情報と通信物に付随する情報と物を送る通信がデジタルに修練する時ビットの時代が生まれた【起】
第2週アトムからビットへMITメディアラボのNicholasNegroponte著beinf digitalが物語るビットの時代 【起】
第3週ソーシャル・ネットワーク株式公開で世界をあっと言わせた、マーク・ザッカーバーグ創業のFacebook(フェイスブック)が示す新世界 【起】
第4週インターネットで社会が変わる?『グーテンベルグの銀河系』を後にして我々はどへ旅立とうとしているのか 【起】
第5週ピラミッド型社会(中央集権)の崩壊インターネットと衛星テレビによって世界は限りなく近づいている【起】
第6週Project XanaduのTed Nelson1963年に「ハイパーテキスト」という用語を生み出し1965年に発表した。彼はまた、ハイパーメディア、トランスクルージョン、Virtuality(電子書籍システムの概念構造)、Intertwingularity(知識の相互関連性)、テレディルドニクスといった用語も生み出した【承】
第7週ショッピングが変わった?Amazonと楽天市場の出現でもう巨大デパートや大型書店でも太刀打ちできない 【承】
第8週WWW、LinuxとWindowsTim Berners-Lee、Linus TorvaldsとBill Gatesの思想性の隔たりは、オープンか否かだ 【承】
第9週GNUプロジェクトGPLは1989年にリチャード・ストールマンによって、GNUプロジェクトのソフトウェアの配布を目的に作られた 【承】
第10週携帯電話のレトリックどこにでも持ち歩けるケイタイ電話は、聴覚情報によるコミュニケーターだ。もし音が聞こえなかったらどうしたら良いだろう。【転】
第11週光と音を失ったとき私たちは、視覚情報と聴覚情報を合わせたマルチメディア社会にいる【転】
第12週高齢化社会とマルチメディア日本は世界一の高齢化社会になりつつある。新しいマルチメディア技術で高齢化社会に対応することができるか【結】
第13週世界最先端技術
「サイボーグ」とロボット
サイバーダイン社「HAL」は世界各国の介護施設等で注目されている。ロボットとサイボーグがどのように社会に貢献しているのか歴史的に考える【結】
第14週究極のマルチメディア技術
「脳コンピュータインターフェイス」
映画マトリックス第1作の衝撃は、頭にプラグを差し込んで疑似体験をするシーンだ。ぜひ授業の前に閲覧を!
第15週21世紀のマルチメディアこれから我々は、地球と宇宙とでどんな社会を造っていくのだろうか?


他の授業科目との関連
現代文明論、言葉と文化、情報リテラシーなど
評価方法
毎回受講ノート、授業への参加度、定期試験によって評価する
教科書
短大学生ポータルの授業資料から「情報とメディア」に登録する事
参考図書
随時案内する
オフィスアワー(授業相談)
伊津が担当する授業の前後の時間に、質問や欠席時の対応の相談に応じる
学生へのメッセージ
21世紀の先進国(日本やアメリカ、ヨーロッパ)では、マルチメディアによるコミュニケーションが大事になります。世界の動きを感じる高性能のアンテナを整備させる事を望む
授業用URL
http://mast.ftokai-u.ac.jp/moodle/course/edit.php?id=52