講義概要 |
本講義は、「観光学概論1」に引き続き、観光とは何か、また現代の観光がどのような構造をもち、どのような事柄とかかわりをもっているのかについて学習する。「観光学概論1」においては、観光の歴史、また現状や課題について主に産業という側面から学んだが、本講義「観光学概論2」ではこれらの基礎的理解をふまえて、現代観光の仕組み・役割・影響と特徴を、社会とのかかわりや人間生活における位置づけという側面から考える。
|
到達目標 |
1. 社会的な人間行動としての観光の意味と意義を理解する。
2. 現代観光が抱える問題について理解した上で、よりよい観光のあり方について自分なりの考えを持つ。
|
履修のポイント及び留意事項 |
東海大学観光学部への編入を目指す学生は必ず履修すること。
なお本講義では学外活動を1回予定している(交通費は各履修者の負担)。 |
講義日程 |
週 | テーマ | 内容 |
第1週 | ガイダンス
観光と社会のかかわり | 授業の概要と進め方
余暇と観光の実態 | 第2週 | 観光者の心理と行動(1) | 旅行にでかけるまでの心理と行動
旅行体験に関する発表 | 第3週 | 観光者の心理と行動(2) | 旅行中の心理と行動
旅行体験に関する発表 | 第4週 | 観光者の心理と行動(3) | 旅行後の心理と行動
旅行体験に関する発表 | 第5週 | 観光者の心理と行動:演習 | 観光イベントに参加し、観光者の行動についての調査を実施(調査票の作成) | 第6週 | 観光者の心理と行動:演習 | 観光イベントに参加し、観光者の行動についての調査を実施(調査実施) | 第7週 | 観光者の心理と行動:演習 | 観光イベントに参加し、観光者の行動についての調査を実施(調査実施) | 第8週 | 観光者の心理と行動:演習 | 観光イベントに参加し、観光者の行動についての調査を実施(調査結果の分析) | 第9週 | 観光者の心理と行動:演習 | 観光イベントに参加し、観光者の行動についての調査を実施(調査結果の発表) | 第10週 | 観光行動の対象(1) | 観光対象の基本的性格、種類と評価 | 第11週 | 観光行動の対象(2) | 観光対象(観光資源、観光施設)の現代的特色と具体例 | 第12週 | 観光行動の対象:演習 | 現代的観光対象についての調査と発表(テーマ設定と調査) | 第13週 | 観光行動の対象:演習 | 現代的観光対象についての調査と発表(調査) | 第14週 | 観光行動の対象:演習 | 現代的観光対象についての調査と発表(発表) | 第15週 | 学期末課題 | |
|
他の授業科目との関連 |
「観光学概論1」と関連しているため、あわせての履修が望ましい。 |
評価方法 |
出席状況、授業態度、プレゼンテーション、レポートに基づき総合的に評価する。 |
教科書 |
使用しない |
参考図書 |
「現代観光総論」前田勇編著(学文社) |