講義コード 0909J
講義名 リーディング・スキルI
(副題)
開講責任部署 全体
講義開講時期 秋学期
講義区分
基準単位数 1.00
時間 0
代表曜日 火曜日
代表時限 5時限
開講学科 国際文化学科
必選別 選択
履修セメスター 第2セメスター
その他
担当教員

職種 氏名 所属
准教授 ◎ 赤井 ひさ子 (指定なし)

講義概要
 本授業は、就職試験でやや高度な英語の読解能力を必要とする学生、また4年制大学への編入学を希望する学生を対象として開講されている。教材としては、国際問題、社会問題、比較文化、環境、福祉、情報などの様々な分野のトピックを取り上げ、トピックを精読していく中で、語彙力、文法事項をチェックしながら、英語から日本語に翻訳する際の基本的なコツやノウハウを含めて英語の読解能力を向上させることが目標である。
 また授業の中で、副教材の練習問題による基本的な文法事項の確認、英語学習へのアドバイス、参考図書の紹介、就職試験対策及び大学編入英語試験の傾向と対策のチェックなどについても随時、指導を行っていく。
到達目標
(1)就職試験や大学編入英語試験などに対応できる英語読解能力の育成
(2)英語の語彙力・文法力の向上
(3)自発的及び持続的な学習意欲と学習習慣の向上
履修のポイント及び留意事項
講義概要の趣旨に沿った学生の履修が望ましい。本授業では、授業時間だけの学習にとどまらず、予習・復習はもちろんのこと、普段からの自発的な英語学習が英語読解力の向上のカギとなることを留意していただきたい。なお各自、英語辞典(電子辞書可)、及びノートは必携のこと。
講義日程

テーマ内容
第1週実際の編入問題を解く
辞書の使い方を知る
各自希望する進路は違うが、まず、一般的な話題を扱っている実際の編入問題を知ることで、現在の自分の実力を把握する
第2週文法事項の復習
辞書の使い方を知る
文の構造を再確認する。教科書は予め学修してくること。どの部分が必要かは、毎回指示する。
第3週実際の編入問題を解く
辞書の使い方を知る
環境問題をあつかった編入問題を解く。どのような日本語を読めばよいかを知る。
第4週文法事項の復習と読解練習文の中で動詞と名詞が区別できるようになる。また、冠詞の使い方も復習する。
第5週実際の編入問題を解く環境問題をあつかった編入問題を解く。どのような語彙が必要かを認識する。
第6週文法事項の復習と読解練習代名詞について復習する。読解問題は社会情勢をあつかった問題を読む。日本語の新聞を読むことの大切さを認識する。
第7週実際の編入問題を解く社会問題・新しい話題をあつかった問題に取り組み、語彙力向上への意欲を喚起する。
第8週文法事項の復習と読解練習経済問題を扱った問題に取り組む。ここでも、日本語で知識を得ることの大切さに気付く。文法事項は、形容詞をあつかう。
第9週実際の編入問題を解く経済問題を扱った問題に取り組む。文法事項は、副詞の使用法を確認する。
第10週文法事項の復習と読解練習健康問題を扱った問題に取り組む。文法事項は、特徴のある比較構文を確認する。
第11週実際の編入問題を解く国際情勢を扱った問題に取り組む。ニュースや新聞に日常的に接することの大切さを再度認識する。
第12週文法事項の復習と読解練習技術革新を扱った問題に取り組む。文法事項は、時制の一致について復習する
第13週実際の編入問題を解く伝統文化を扱った問題に取り組む。自分が進む分野についての書籍に興味を持つ。
第14週文法事項の復習と読解連風文学作品を扱った問題に取り組む。文法事項は、不定詞の用法を復習する。
第15週期末テストを実施するこれまでの学修の成果を各自把握するための期末ですと


他の授業科目との関連
英語を読む技術の向上をめざす講義であるから、他の英語科目を積極的に履修することがのぞましい。また、「知っていることは理解し易い」ので、どの言語でもよいから、自分のめざす分野や興味のある分野についてたくさんの知識を増やしてほしい。
評価方法
集積は本学の規定に従うので、しっかりと自己管理をすること。
期末テストの点数が足りなかった学生に対して補講をしたり追試をしたりすることはしない。
毎回、長文読解を行い、実際に日本語訳を書く練習をするので、毎回の授業が評価対象となる。従って、辞書を携帯してこなかったりすると、当然のことながら評価が下がることになる。
期末テストでは、長文読解の試験を行う。
教科書
5週間入試突破問題集:基本英文法
(矢野浩司編著、開拓社)
ISBN番号
ISBN4-7589-1501-6
参考図書
毎回、担当教員がプリントを配布して講義・授業をすすめるが、随時参考図書も紹介して積極的な学修をうながしていく。
オフィスアワー(授業相談)
昼休みは研究室に在室しているので、質問事項を明確にして来室すること。また、必要に応じて別途時間を設定することも可能である。
学生へのメッセージ
「読む技能」は短期間では身に付かないが、語学力向上の決め手となるのは「読む技能の訓練」である。コミュニケーションを主体とした学修方法で身につけた技能を活かして向上させるためには、「知っている事柄を整理する」作業が必要である。この段階で、「読む技能」の大切さをしることになる。そして、最終的に「書く技能」も身につけるために、本講義をきっかけにしてもらいたい。