講義コード 0903B
講義名 情報総合演習I
(副題)
開講責任部署 全体
講義開講時期 春学期
講義区分
基準単位数 2.00
時間 0
代表曜日 水曜日
代表時限 2時限
開講学科 情報処理学科
必選別 選択
履修セメスター 第1セメスター
その他
担当教員

職種 氏名 所属
教授 ◎ 佐竹 則昭 (指定なし)

講義概要
情報処理学科では、「ITスキル」「ビジネススキル」「ヒューマンスキル」をきちんと身につけた人材輩出を教育の基本方針として展開している。
 この中で、「ITスキル」「ビジネススキル」の部分においては、現在の情報ネットワーク社会において、多種多様な情報を必要に応じて的確に収集し、迅速に精査、加工することのできる能力が強く求められている。しかし、これらに関しては他の講義でその基礎およぶ応用知識を身につけることはできても、自分自身のスキルあるいは知識がどのレベルにあるのかを判断することは困難である。
 その基礎知識および処理能力をはかる方法として、各種検定試験がある。これらの資格は、自分自身のレベルをはかれるだけでなく、就職においても自分の実力を指し示す武器となる。
 本授業では、「CG・マルチメディア検定」「日商簿記検定」「日商PC検定(文書作成)」「基本情報技術者試験」「ITパスポート試験」についてクラス分けを行い、検定試験合格を目標としてそれぞれの検定内容に沿った授業を展開する。また、上記資格対応クラスとは別に第2セメスターでの資格取得を目標としてスキルアップするためのクラスも用意する。
到達目標
簿記の基本的な仕組みが理解できる。
履修のポイント及び留意事項
将来目標、高校時代の取得資格、経験等を踏まえて、最初の目標資格を定め、卒業時までに一つでも多くの資格取得に向けて努力する姿勢を持って授業に挑むこと。
講義日程

テーマ内容
第1週ガイダンスおよびコース分け各クラスの対応資格とコース分けアンケートを実施する。
第2週簿記のしくみ簿記の意味と目的、複式簿記の概念、貸借対照表と損益計算書の意味
第3週勘定の意味および記入法簿記上の取引、総勘定元帳の意味、勘定口座、勘定の記入法
第4週仕訳と転記仕訳と転記、勘定の締め切り
第5週主要簿への記帳、試算表の作成仕訳帳と総勘定元帳の記入方法、試算表の作成
第6週商品売買時の会計処理三分法による処理、商品売買益の計算
第7週商品売買時の補助簿記帳Ⅰ仕入帳、売上帳、商品有高帳 
第8週商品売買時の補助簿記帳Ⅱ売掛金元帳、買掛金元帳 
第9週現金の受け払い、現金過不足処理通貨代用証券、現金の受け払い、現金出納帳への記帳、現金過不足の処理
第10週当座預金の受け払い、当座借越処理当座預金の受け払い、当座借越、当座預金出納帳への記帳
第11週小口現金制度、小口現金出納帳の記帳小口現金の仕組み及び処理、インプレストシステム、小口現金出納帳への記帳 
第12週約束手形の会計処理手形の種類、約束手形の振り出し・受け取り 
第13週為替手形の会計処理、裏書きと割引処理為替手形の振り出し・受け取り・引き受け、手形の裏書きと割引、割引料の計算 
第14週手形記入帳の記帳、手形貸し付け・手形借り入れ受取手形記入帳・支払手形記入帳、手形貸付金・手形借入金 
第15週定期試験


他の授業科目との関連
資格毎に多くの関連科目がある。自分の選択する資格に応じてそれぞれの担当教員に確認すること。
評価方法
定期試験40%、小テストと課題提出40%、受講態度及び出席状況20%
教科書
合格テキスト日商簿記3級(TAC出版) 
最新段階式日商簿記検定問題集3級(実教出版)
参考図書
必要に応じて紹介する。
オフィスアワー(授業相談)
随時
学生へのメッセージ
単に暗記するのではなく簿記の仕組みをしっかり理解することが大事。毎授業で学んだことを、e-ラーニング教材を活用して復習すること。
授業用E-mail
satake@ftokai-u.ac.jp