講義コード 1112J
講義名 インターネットコミュニケーション
(副題)
開講責任部署 全体
講義開講時期 秋学期
講義区分
基準単位数 2.00
時間 0
代表曜日 水曜日
代表時限 2時限
開講学科 情報処理学科
必選別 選択
履修セメスター 第2セメスター
その他
担当教員

職種 氏名 所属
非常勤講師 ◎ 塘 将典 (指定なし)

講義概要
現在インターネットはわが国において重要なインフラストラクチャーとなりつつある。パーソナルコンピュータは企業だけでなく一般家庭に広く普及し、日常的に利用されている。また、近年ではxDSL、CVTV、FTTHなどのブロードバンド回線が一般化し、動画や音声といった大容量メディアが広く扱われるようになり、インターネット上の情報量を爆発的に増加させている。現代はまさに情報爆発時代とも言われる。一方、ソーシャルメディアの登場でインターネットは巨大な仮想社会を形成し、情報漏洩や著作・肖像権の侵害、不正アクセスなどの諸問題をはじめ、情報取得スキル(あるいは環境)が生む差、いわゆるデジタル・ディバイド(情報格差)といった問題も起きている。
本講義では、こうした社会情勢のなかで、情報を安全かつ効率的に取り扱うための知識や、インターネットにおけるコミュニケーション能力を身につける。また、今日に至るまでの歴史的背景を知り、インターネットの仕組みを多角的に考察し、理解を深める。
到達目標
(1)インターネット上に散在する様々なサービスを活用し、情報の収集・発信する能力を身につける。
(2)インターネットの仕組みを理解する事で、テンポの速い情報社会の流れに追随・適応する能力を身につける。
(3)情報社会が抱える諸問題を理解し、安全かつ効率的なインターネットコミュニケーション能力を身につける。
履修のポイント及び留意事項
講義の中だけではなく、日常生活のなかで積極的にインターネットに触れ、様々なコミュニケーションを取ってほしい。
講義日程

テーマ内容
第1週講義概要本講義の全体的な流れを説明する。
第2週インターネットコミュニケーションインターネットにおける様々なコミュニケーション方法を知る。
第3週ソーシャルメディアソーシャルメディアを通じて情報収集、情報発信、情報共有の方法を習得する。
第4週コンピュータとネットワークの基礎コンピュータとネットワークの基本的な知識を、実装されている様々なモデルを通じて理解する。
第5週インターネットの歴史インターネットの歴史を知る。
第6週インターネットと実社会インターネットと実社会の関係について考察する。
第7週インターネットを支える技術クラウドコンピューティングやCDN(コンテンツデリバリネットワーク)など、現在のインターネットを支える技術について考察する。
第8週検索エンジンの仕組みとSEO検索エンジンとその仕組み、また企業などが行うSEO(検索エンジン最適化)を知り、これを踏まえた効率的な検索方法を習得する。
第9週データマネジメント個人が保有するデータ、あるいは組織が保有するデータの管理について考察する。
第10週リスクマネジメント悪意のあるソフトウエア、不正アクセス、情報漏えいなど、様々な脅威にどう対処するのか、その仕組みを理解し、適切な方法を身につける。
第11週インターネットとビジネスインターネット上で展開される様々な企業のツール、サービス、コンテンツなどのビジネスモデルについて考察する。
第12週多様をきわめるツール群様々なツールやサービスを利用しながら、その特徴について考察する。
第13週ライフスタイルに取り入れる前週で考察したツールやサービスの中から、自分のライフスタイルにあった活用方法を考え、習得する。
第14週まとめ本講義の総括。
第15週定期試験定期試験。


他の授業科目との関連
第1セメスターに開講されるモバイルコミュニケーションと併せて受講する事が望ましい。
評価方法
定期試験結果、レポート内容などの理解度(60%)出席・授業態度(40%)の割合で評価する。
教科書
使用しない。
参考図書
使用しない