| 講義概要 |
グローバル化・ICT化が進む今日、企業は生き残りをかけて必死に経営を行っている。街を歩いていると、今や私たちの生活の中にとけ込んでいるコンビニエンスストアが新装オープンする一方で、近くの別のコンビニが閉店廃業している場面に出会うことがある。消費者ニーズの多様化に素早く反応して、顧客が求める製品やサービスを開発・提供し、顧客の満足を勝ち取ることができるかどうかが企業の命運を握っている。
また、消費者や競争企業の動向を把握し「売れる仕組み」を組み立てるマーケティング戦略は、営利企業だけでなく讃岐うどんの本場である香川県が、“うどん県”を積極的にPRして一人でも多くの観光客の取り込みを図っている事例をあげるまでもなく、公共団体などの非営利の団体にも重要になってきている。マーケティングの知識は、ビジネスに携わる人々が当然身につけておくべきものといえる。
授業では、「顧客が満足する商品やサービス」を提供するための企業活動について学ぶ。できるだけ具体的な事例を紹介し、マーケティングを身近なものとして理解できるように授業を進めていく。さらに買い物動向の仮説を立てて、学外で調査して検証する。 |
| 到達目標 |
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消費者の購買意欲を引き出すマーケティングの在り方について理解する。またフィールドワークをとおして社会人基礎力（アクション、シンキング、チームワーク）を身につける。 |
| 履修のポイント及び留意事項 |
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日頃からビジネスの話題について好奇心や探求心を持ち、新聞の経済欄やTVの経済ニュースに関心を持つこと。 |
| 講義日程 |
| 週 | テーマ | 内容 |
| 第1週 | マーケティングとは | マーケティングの歴史と概念 | | 第2週 | マーケティングの発展
| 日本経済の推移とマーケティング | | 第3週 | マーケティング戦略 | マーケティングミックス（４P)、ターゲティング、ポジショニング | | 第4週 | 商品開発と市場の拡大
| 売れる商品の開発
| | 第5週 | 価格設定
| 需要と価格の関係、市場競争価格、オープンプライス
| | 第6週 | 流通チャネル
| BtoB、BtoC、産地直送、eーコマース
| | 第7週 | 広告とプロモーション計画
| PR活動とパブリシティ、販売促進手法、セールスキャンペーン
| | 第8週 | 消費者行動
| 購買決定までのプロセス、AIDMA
| | 第9週 | マーケティングリサーチ
| マーケティング活動におけるリサーチの役割・方法、アンケート調査の進め方
| | 第10週 | 買い物動向調査事前準備
| 調査企業の概要調査、仮説立案、調査内容の検討
| | 第11週 | 買い物動向調査および検証
| 調査、集計、検証、冊子作成
| | 第12週 | ブランドマーケティング
| ブランドの重要性、ナショナルブランド、プライベートブランド
| | 第13週 | ロジスティック
| POS、在庫管理、ジャストインタイム
| | 第14週 | 顧客管理と顧客満足の実現
| CRMとは、顧客満足のメカニズム、アフターサービス、新規顧客の獲得
| | 第15週 | まとめ | |
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| 他の授業科目との関連 |
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経営基礎論 |
| 評価方法 |
定期試験５０％、課題レポート・フィールドワーク４０％、出席・授業態度１０％
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| 教科書 |
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指定しない |
| 参考図書 |
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適宜、案内する |
| オフィスアワー(授業相談) |
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随時 |
| 学生へのメッセージ |
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授業当初にA4版ファイルを準備し、授業時に配布する資料をきちんと整理してファイリングすること。 |