講義コード 0637M
講義名 専門ゼミナールII
(副題)
開講責任部署 全体
講義開講時期 秋学期
講義区分
基準単位数 2.00
時間 0
代表曜日 木曜日
代表時限 3時限
開講学科 国際文化学科
必選別 選択必修
履修セメスター 第2セメスター
その他
担当教員

職種 氏名 所属
教授 ◎ 宮内 順 (指定なし)

講義概要
 エコツーリズムとは、エコ(生態)とツーリズム(観光)の合成語であり、1980年代以降米国を中心に注目を集めるようになった新しい観光(オルタナティブツーリズム)の考え方である。観光を通して生態系の保全を図ると同時に地域の活性化を具体化するものとして、21世紀型の観光として期待されており、日本でも全国的にエコツーリズムへの取り組みが広がっている。この専門ゼミナールでは、エコツーリズムの基礎知識を学ぶとともに、世界のエコツーリズムサイトを取り上げ、エコツーリズムとは何かを実践的に理解することを狙いとしている。
到達目標
(1)エコツーリズムとは何かを理解する。
(2)エコツーリズムによる環境保全の実態を学ぶ。
(3)地域振興におけるエコツーリズムの役割を把握する。
(4)世界のエコツーリズムサイトについて理解を深める。
(5)上記(1)〜(4)を通して、これからの観光のあり方を考察する。
履修のポイント及び留意事項
 履修にあたって、観光を通して環境を保全する可能性、課題について、実践的に理解することがポイントとなる。
講義日程

テーマ内容
第1週オリテンテーション(1)授業の進め方
(2)エコツーリズムとは
(3)エコサイトの研究
(4)レポート提出
第2週エコツーリズムの成立(1)エコツーリズムの成立
(2)エコツーリズムの背景
(3)エコサイトの研究
(4)レポート提出
第3週エコツーリズムの発展(1)エコツーリズムの定義
(2)エコツーリズムの発展
(3)エコサイトの研究
(4)レポート提出
第4週エコツーリズムの考え方(1)エコツーリズムの構図
(2)エコツーリズムの誤解
(3)エコサイトの研究
(4)レポート提出
第5週エコツーリズムの構成要素(1)エコツーリズムの要素
(2)エコツーリズムの波及効果
(3)エコツーリズムの推進体制
(4)エコサイトの研究
(5)レポート提出
第6週ガイドライン(1)ガイドラインの目的
(2)ガイドラインの作成
(3)エコサイトの研究
(4)レポート提出
第7週エコツアーガイド(1)インタープリテーション
(2)エコツアーガイドの資質
(3)エコサイトの研究
(4)レポート提出
第8週ワシントン条約(1)ワシントン条約
(2)野生生物を利用した土産品
(3)エコサイトの研究
(4)レポート提出
第9週世界遺産(1)世界遺産条約
(2)日本の世界遺産
(3)エコサイトの研究
(4)レポート提出
第10週地域ツーリズム(1)(1)エコツーリズムと地域
(2)地域ツーリズムの提唱
(3)エコサイトの研究
(4)レポート提出
第11週地域ツーリズム(2)(1)地域ツーリズムの概要
(2)地域ツーリズムの効果
(3)エコサイトの研究
(4)レポート提出
第12週エコツーリズムと観光産業(1)旅行業界の対応
(2)宿泊業界の対応
(3)エコサイトの研究
(4)レポート提出
第13週エコツーリズムと次世代の観光(1)エコツーリズムの課題
(2)次世代型観光の条件
(3)エコサイトの研究
(4)レポート提出
第14週エコツーリズムのまとめ(1)まとめ
(2)エコサイトの研究
(3)レポート提出


他の授業科目との関連
 専門科目として「エコツーリズム」(第3セメスター)が開講されるので、専門ゼミナール受講生はできるだけ履修すること。
評価方法
レポート、課題、出席状況、受講態度等により総合的に評価する。
教科書
なし