講義コード 0901J
講義名 地域福祉
(副題)
開講責任部署 全体
講義開講時期 秋学期
講義区分
基準単位数 2.00
時間 0
代表曜日 火曜日
代表時限 1時限
開講学科 国際文化学科
必選別 選択
履修セメスター 第4セメスター
その他
担当教員

職種 氏名 所属
准教授 ◎ 竹内 裕二 (指定なし)

講義概要
社会福祉は身近なことであり、生活全般に関わるものであることを理解するのが本講義の目標である。そこで、ボランティア分野を通じて社会福祉の歴史や法体系などについて大きな流れを理解する。同時に社会福祉を取巻く諸状況について自らが考え分析する能力を養うことを目指す。少子高齢化社会の現状を知り、児童福祉をキーワードにして身の回りの社会福祉を中心としたボランティアについて学ぶ。
 本講義では、毎回のトピックスをテーマにしたディスカッション方式も取入れ、講義による知識の習得と共に自分の考えを人に伝える表現力のトレーニングを行う。お互いの意見の違いを認識して認め合うことは「心のバリア」を取り除く第一歩であり、ノーマライゼーションの理念を認識するための第一歩でもある。このような形式の授業を行う理由として、「社会福祉」の分野は、専門用語が多く、難解なイメージを持っている学生が多い。それゆえに社会福祉の基本原理を認識し、学んだことをグループ発表によって自分の知識として定着させたいからである。同時に自分の町の福祉システムなどについても実情を把握するものである。
※履修者数、理解度に応じて、下記の授業内容を変更する可能性がある。また、この変更には学外活動もあることを了承した上で受講して欲しい。
到達目標
本講義の達成目標は、以下の通りである。

(1)社会福祉の仕組みとして制度を知る。
(2)社会福祉の仕組みとして財源を知る。
(3)社会福祉の仕組みとして人材を知る。
(4)社会福祉のボランティアの世界を知る。
履修のポイント及び留意事項
児童や社会問題に関心のある学生の履修を期待する。本講義は、受講生の積極性が求められる。資料を基に講義を行ない、学生諸君が自ら考え、討議し、発表することを中心に講義を行なう。なお、授業の流れに応じて、グループ編成を行なう。
講義日程

テーマ内容
第1週授業概要説明本授業の趣旨について説明する。社会福祉ボランティアに関する基本的な考え方について、認識を共有する。
第2週社会福祉とボランティアの概念社会福祉とボランティアの概念について説明を行う。
第3週社会福祉の諸相社会福祉の現状について説明を行う。
第4週社会保障の仕組みとボランティア社会保障の仕組みを理解した上で、ボランティアのなすべき役割について説明を行う。
第5週社会福祉の歴史と思想社会福祉の歴史と思想について解説を行う。
第6週社会福祉の仕組みー制度社会福祉の仕組みとして制度に着目して解説を行う。
第7週社会福祉の仕組みー財源社会福祉の仕組みとして財源に着目して解説を行う。
第8週社会福祉の仕組みー人材社会福祉の仕組みとして人材に着目して解説を行う
第9週児童福祉分野におけるボランティア1実例を基に児童福祉分野のボランティアについて紹介する。
第10週児童福祉分野におけるボランティア2実例を基に児童福祉分野のボランティアについて紹介する。
第11週人口構造の推移と児童に関わる問題とボランティア活動人口構造の変化に伴い、児童に対する社会問題としてどのようなものがあらわれてきたのか。また、この問題に対するボランティア活動とは何かについて説明を行う。
第12週社会保障構造改革と社会福祉社会保障構造の変化に伴う社会福祉の現状について説明する。
第13週社会福祉ボランティアの展望これからの社会福祉分野におけるボランティア活動の展望について考える。
第14週社会福祉の国際的動向とボランティア活動国内だけでなく、国外における社会福祉のボランティア活動について考える。


他の授業科目との関連
地域社会に関する科目において、地域社会での人間関係や地域との関わり方に関する課題がある。その基本的な考え方について、他の科目では伝えきれない部分をボランティアの視点から学修する。
教科書
使用しない
参考図書
適宜、参考図書を案内する。
オフィスアワー(授業相談)
随時
学生へのメッセージ
社会の影となる部分を知ることで、社会全体を考えてみたい。
授業用E-mail
takeuchi@ftokai-u.ac.jp