講義コード 0722J
講義名 まちづくりNPO論
(副題)
開講責任部署 全体
講義開講時期 秋学期
講義区分
基準単位数 2.00
時間 0
代表曜日 金曜日
代表時限 4時限
開講学科 国際文化学科
必選別 選択
履修セメスター 第2セメスター
その他
担当教員

職種 氏名 所属
准教授 ◎ 竹内 裕二 (指定なし)

講義概要
自分たちのまちは、自分たちの手で守っていこうという気運が全国各地で高まり、その活動がテレビ番組になってしまうほどの勢いである。このことからも明らかなように、市民のまちづくりへの関心が確実に高まっていることがわかる。ところが、一般的に「まちづくり」は、言葉ばかりが先行し、その本質部分が曖昧になっている。その証として「まちづくりって何」と聞かれ、すぐに答えられる人は少ない。ましてや「まちづくりNPO」や「協働」「連携」などの用語にいたっては、なおさらである。たとえ答えが返ってきたとしても、その人によって、解釈内容が広義的解釈であったり、狭義的解釈であったりと十人十色である。
そこで本講義概要として、「まちづくり」や「まちづくりNPO」、「協働」「連携」「地域コミュニティ形成支援」などについて基本的な考え方を学生諸君と共有する。その上で、まちづくりNPOとは何か、どのような活動を行っているのかといった本質的な部分を理解するために、学生諸君にとって身近な地域社会を題材にし、文献のみでなく、「まちづくりNPO」の実践活動事例を基に学生諸君がイメージできるように講義を行なう。
※履修者数、理解度に応じて、下記の授業内容を変更する可能性がある。また、この変更には学外活動もあることを了承した上で受講して欲しい。
到達目標
本講義の達成目標は、以下の通りである。
(1)物事に対する計画する能力を高める
(2)活動を通じて、専門性を高める。
(3)年齢の異なる人たちとのコミュニケーション能力を持つ
(4)チームワークの大切さを修得する
(5)就職に向け、社会人となるための基本的なスキルを修得する
(6)社会人としての基礎的マナーを学ぶこと
履修のポイント及び留意事項
地域活動、まちづくり、NPO活動に関心のある学生の履修を期待する。本講義は、受講生の積極性が求められる。資料を基に講義を行ない、学生諸君が自ら考え、討議し、調査、研究、発表することを中心に講義を行なう。なお、授業の流れに応じて、グループ編成を行なう。
講義日程

テーマ内容
第1週授業概要説明・NPOとは本授業の趣旨について説明する。NPOやまちづくりに関する基本的な考え方について、認識を共有する。
第2週「まちづくり」とは何か「まちづくり」について考える。
第3週「NPO」とは何かNPOの始まり
第4週まちづくりNPOの定義まちづくりNPOの定義と先行研究
第5週NPOの存在理由現代社会におけるNPOの存在理由
第6週制度と組織制度としてのまちづくり、組織としてまちづくりNPO
第7週まちづくりNPOの課題まちづくりNPOの抱える課題
第8週まちづくりNPOに求められるものこれからのまちづくりNPOに求められる社会的要請・地域コミュニティ形成支縁
第9週既存施設の活用身近なところから活動のフィールド見つける。活動事例を基づいた講義。
第10週福祉のまちづくりまちづくりにおける福祉とは何かについて、活動事例を基づいた講義。
第11週学校教育とまちづくり学校教育におけるまちづくりとは何かについて、活動事例を基づいた講義。
第12週環境保全とまちづくり環境問題とボランティアについて事例を通して説明を行い、活動事例を基づいた講義。
第13週地域資源の保全と活用地域資源となるべきものを保全・活用したまちづくりについて、活動事例を基に修学する。
第14週日本の地域社会−未来展望現代社会の変化に伴う、まちづくりNPOの活動とこれからについて講義する。


他の授業科目との関連
本授業では、地域社会に関する科目において、地域社会での人間関係や地域との関わりの中から課題を発見し、解決する考え方や解決法をまちづくりNPOについて修学する。そのため、他の活動分野におけるNPOとの比較検討を行なう上において有効な授業と位置づけられる。
教科書
使用しない
参考図書
「まちづくりNPOの理論と課題」澤村 明(著)、渓水社
オフィスアワー(授業相談)
随時
学生へのメッセージ
まちづくりは、奥が深い。
授業用URL
http://ttime.ftokai-u.ac.jp
授業用E-mail
takeuchi@ftokai-u.ac.jp