講義コード 0609A
講義名 救急処置法
(副題)
開講責任部署 全体
講義開講時期 春集中
講義区分
基準単位数 2.00
時間 0
代表曜日
代表時限
開講学科 国際文化学科
必選別 選択
履修セメスター 第3セメスター
その他 集中講義
担当教員

職種 氏名 所属
非常勤講師 ◎ 宮崎 誠司 (指定なし)

講義概要
 事故や病気が発生した場所に医師や救命士がどこにでもいるわけではなく、一般人が処置する機会も多い。その処置によっては救命できたり大事に至らずにすむケースがある。そのため現場に出ることの多い者として、救急処置の正しい知識と技術を十分に理解・習得することが望ましい。救急処置は人命救助が第1である。傷害や病気を最小限にとどめて苦痛を軽減し、精神的不安を除去するなど処置を行うとともに、一刻も早く医学的な処置が行えるよう対応するべきである。
救急処置の学習の意義は
 1)事故や急病は、その場に居合わせた人の判断と、その人による適切な処置が必要
 2)救命・救急処置の理解
 3)救急処置はけが人や急病人の苦痛を和らげ、悪化を防ぐことが出来る
 4)救急処置を学ぶことにより、事故防止や安全に対する知識が高まる
といったものである
 救急車(救命士)の到着や医師にわたすまでに行う救急処置が、救命につながることが多い。緊急で処置が必要な事故の場合、現場にいた人が何もせずに救急車や医師の到着を待っているだけでは手遅れになることが多い。このような場合、その場に居合わせた人が救急処置の知識と技術を習得していて、処置が施されれば救命することが可能である。事故や急病は、その場に居合わせた人の判断と、その人による適切な処置が必要で、事故や急病に対する冷静な判断と対応をする。緊急かどうかの(生命に危険性があるか?)の冷静な判断と、まずなにをおこなうか、最初の判断と手当ては、けがや病気の経過・予後に大きく影響する。そのため、病気・怪我ではなく症状から何をすべきかを判断・処置できるようにする
到達目標
BLS(1次救命処置)の習得。AEDの使用法の習得。外傷の初期治療ができるようにする。(止血法、創の処置)、病気に対する対処法と、その判断の仕方の習得。
履修のポイント及び留意事項
プリントに沿って行うが、PCにより講義を進めていく。
講義日程

テーマ内容
第1週救急の基礎知識救急医療のありかたなどの概要
第2週症状の見方生命に関与する症状、バイタルサインのみかた
第3週救命処置救命処置のやり方
第4週救命処置救命処置のやり方、BLSの方法、AEDの使い方
第5週救命処置BLSの方法、AEDの使い方 実践
第6週救命処置BLSの方法、AEDの使い方 実践
第7週日常で起こる症状日常で起こる症状について、成因、原因、病態、対処方法について
第8週外傷創の処置、止血法
第9週外傷頭部外傷、頚部外傷
第10週外傷四肢の外傷の処置
第11週環境に起因する病気熱中症、減圧症などの処置
第12週中毒食中毒の基礎知識と対処法
第13週中毒ガス中毒、薬物中毒の基礎知識と対処法
第14週アレルギーアレルギーに対する基礎知識、対処法
第15週試験試験


他の授業科目との関連
生理学、解剖学を知っていると理解しやすい。
評価方法
試験80% 出席状況20%
教科書
授業にてプリントを配るため特定の教科書は使用しない。