講義コード 0125A
講義名 旅行業法規
(副題)
開講責任部署 全体
講義開講時期 春学期
講義区分
基準単位数 2.00
時間 0
代表曜日 金曜日
代表時限 1時限
開講学科 国際文化学科
必選別 選択
履修セメスター 第1セメスター
その他
担当教員

職種 氏名 所属
講師 ◎ 大方 優子 (指定なし)

講義概要
 本講義は、旅行業務の基本となる旅行業法規について理解を深め、「旅行業務取扱管理者試験」に対応できる知識を身につけることを目的とする。
 旅行業唯一の国家資格である「旅行業務取扱管理者」は、旅行業務において管理・監督を行う重要な役割を担っている。この旅行業務取扱管理者になるためには、毎年一回行われる「旅行業務取扱管理者試験」(総合または国内)に合格する必要がある。そこで本講義では、これらの両試験に共通する重要な科目である旅行業法規全般をとりあげ、これらについて考察を行いながら理解を深めていく。
 具体的には、旅行者の保護、旅行業務に関する取引などについての基本を定めている「旅行業法」「旅行業約款」を取り上げる。授業では、それぞれについて詳しい解説を行うとともに、練習問題などを行いながら、基礎的な知識を身につけていく。ただ、科目範囲は多岐にわたっているため、自主的な勉強も必要となる。特に、法律に関する専門用語などが多く用いられているので、勉強の効率を上げるためには、毎授業前にテキストの該当部分を読み予習を行うことが大切である。また、単に試験対策としてだけではなく、これらの旅行業法規を学ぶことは旅行産業の全体像を把握する上で非常に役立つことなので、ただ丸覚えするのではなく理解することを重視したい。

到達目標
1.「旅行業法」の目的と内容を理解する。
2.「標準旅行業約款」の目的と内容を理解する。
3.「国内旅行業務取扱管理者試験」に対応できる知識を身につける。
履修のポイント及び留意事項
旅行業務取扱管理者試験(国内、総合)の受験を予定している学生は必ず受講すること。
講義日程

テーマ内容
第1週ガイダンス
旅行業法(1)
授業の進め方と概要
法の目的
第2週旅行業法(2)
旅行業の定義
第3週旅行業法(3)
登録制度
第4週旅行業法(4)
営業保証金制度
第5週旅行業法(5)
旅行業務取扱管理者、料金、旅行業約款、標識
第6週旅行業法(6)
取引条件の説明と書面の交付、外務員、広告の表示
第7週旅行業法(7)
旅程管理業務、受託契約等
第8週旅行業法(8)
旅行業協会、禁止行為、行政処分その他
第9週標準旅行業約款:募集型企画旅行契約の部(1)総則、契約の締結
第10週標準旅行業約款:募集型企画旅行契約の部(2)契約の変更、旅行者の解除権
第11週標準旅行業約款:募集型企画旅行契約の部(3)旅行業者の解除権
第12週標準旅行業約款:募集型企画旅行契約の部(4)旅程管理、責任
第13週標準旅行業約款:募集型企画旅行契約の部(5)別紙特別補償規程
第14週標準旅行業約款:募集型企画旅行契約の部(6)別紙特別補償規程
第15週学期末試験


他の授業科目との関連
旅行業務取扱管理者試験の各科目のうち、「旅行実務」科目は「ツーリズム演習」「国内観光地理」「海外観光地理」で対応する。
評価方法
出席状況、授業態度、毎講義時の小テスト、学期末試験により総合的に評価する。
教科書
2010年版旅行業務取扱管理者試験「国内短期完成」(エフィカス)
参考図書
2010年版旅行業務取扱管理者試験「国内テーマ別問題集」(エフィカス)
授業用E-mail
okata@hsa.att.ne.jp