講義概要 |
一般企業において、最もコンピュータが活用されているのはデータベースの分野である。それは、売り上げ、預金、顧客などの情報を迅速に処理しなければならないからであり、あふれる情報をいかに効率的に活用するかは企業にとって死活問題となっている。このような社会的背景からデータベースエンジニアの必要性が高まっている。
本講座ではデータベースエンジニア育成を目的として、データベースの概念、基礎などを把握するために簡単な講義と実習を行いる。
具体的には比較的容易に操作できるMicrosoft Accessを用いて、単純なデータベースの操作から最終的には簡単なアプリケーションソフトの作成まで行う。
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到達目標 |
第1目標
テーブルの概念把握(主キーの概念)と作成
第2目標
多様なクエリーの作成
第3目標
フォーム、レポートの使いこなし。
最終目標
マクロを使った、簡単なシステムの構築(アプリの作成)
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履修のポイント及び留意事項 |
データベースとは何かという概念の把握が重要である。
第2セメで学習したデータベースを基礎に、実用的なデータベースの応用技術を身につける。
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講義日程 |
週 | テーマ | 内容 |
第1週 | データベースの概要 | ガイダンス、Accessの概要 | 第2週 | テーブルの概念 | テーブルの作成<BR> | 第3週 | | 目的別テーブルの作成1 | 第4週 | | 目的別テーブルの作成2<BR>外部テーブルのインポート、エクスポーと | 第5週 | クエリーの概念 | クエリーとリレーションの概念と操作その1 | 第6週 | | クエリーとリレーションの概念と操作その2 | 第7週 | フォームの概念 | フォームの作成その1 | 第8週 | | フォームの作成その2 | 第9週 | レポートの概念 | レポートの概念と作成その1 | 第10週 | | レポートの概念と作成その2 | 第11週 | データベースまとめ | アプリケーションの作成その1 | 第12週 | | アプリケーションの作成その2 | 第13週 | | アプリケーションの作成その3 | 第14週 | | アプリケーションの作成その4 | 第15週 | 試験 | 実技試験 |
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他の授業科目との関連 |
データベース、情報処理Ⅰ、情報処理Ⅱ |
評価方法 |
各テーマ終了時の課題、最後に行う実技試験、出席状況などを考慮して総合的に評価する。 |
教科書 |
資料を配布する。 |
参考図書 |
Accsesに関する初歩的な書籍。 |
オフィスアワー(授業相談) |
常時可 |
学生へのメッセージ |
本講座は実習が主で、階段を登るように授業を進めていくので1回欠席をすると次回の内容が理解できなくなる。従って授業には毎回出席することが大切である。
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