講義コード 0039J
講義名 簿記原理II
(副題)
開講責任部署 全体
講義開講時期 秋学期
講義区分
基準単位数 2.00
時間 0
代表曜日 火曜日
代表時限 4時限
開講学科 情報処理学科
必選別 選択
履修セメスター 第2セメスター
その他
担当教員

職種 氏名 所属
教授 ◎ 佐竹 則昭 (指定なし)

講義概要
「簿記原理Ⅰ」で学習した内容を基礎として、簿記の核心部分である決算処理について学習していく。会計処理が複雑かつ難しくなっていくが、がんばってそれを理解していくと、簿記のおもしろさや仕組みのすばらしさを実感するようになる。
簿記は、単に知識を暗記するのではなく、繰り返し紙に書いて覚えていくことが重要である。毎授業後、自学自習のための課題プリントを配布する。eーラーニング教材を活用して復習を行い、知識の定着を図ること。
簿記の資格をビジネススキルのひとつとして採用の条件とする企業も多い。全員が、日本商工会議所主催の簿記検定試験3級を取得することを目指す。商業高校等ですでに簿記の基礎的な学習を終えた学生は、既習内容の確認をしながら日商簿記2級レベルの学習に積極的にチャレンジすることを期待する。
到達目標
簿記の仕組みを理解し、財務諸表を作成することができる。
履修のポイント及び留意事項
簿記は積み上げ式の学習であるため、欠席すると授業の内容が理解できなくなるおそれがある。第2セメスターでは、決算という簿記の核心部分を学習するので復習を欠かさないこと。なお、理解できないことや疑問に思うことは、積極的に質問してほしい。授業には卓上型の電卓を持参すること。
講義日程

テーマ内容
第1週その他の債権・債務の記帳Ⅰ未収金と未払金、前払金と前受金
第2週その他の債権・債務の記帳Ⅱ仮払金と仮受金、立替金と預り金、商品券と他店商品券
第3週固定資産及び有価証券の記帳固定資産の取得と売却、有価証券の購入と売却、配当金の受け取り
第4週個人企業の資本と租税公課資本の引き出し、訂正仕訳、税金の記帳
第5週試算表の作成合計試算表、残高試算表、合計残高試算表
第6週決算整理Ⅰ現金過不足の整理、消耗品の整理
第7週決算整理Ⅱ売上原価の計算
第8週決算整理Ⅲ貸し倒れの意味、貸倒引当金の設定
第9週決算整理Ⅳ有価証券の評価替え、固定資産の減価償却
第10週決算整理Ⅴ費用・収益の繰延べ・見越し
第11週決算整理Ⅵ精算表の作成
第12週財務諸表の作成総勘定元帳の締め切りと開始記入、繰越試算表、貸借対照表、損益計算書
第13週伝票会計証ひょうと伝票、3伝票制と5伝票制
第14週まとめ総まとめ
第15週定期試験


他の授業科目との関連
簿記原理Ⅰ、簿記演習Ⅰ、簿記演習Ⅱ
評価方法
定期試験40%、小テストと課題提出40%、受講態度及び出席状況20%
教科書
合格テキスト日商簿記3級(TAC出版) 
最新段階式日商簿記検定問題集3級(実教出版)
オフィスアワー(授業相談)
随時
学生へのメッセージ
単に暗記するのではなく簿記の仕組みをしっかり理解することが大事。毎授業で学んだことを、e-ラーニング教材を活用して復習すること。
授業用E-mail
satake@ftokai-u.ac.jp