講義コード 0307J
講義名 ゲームデザイン
(副題)
開講責任部署 全体
講義開講時期 秋学期
講義区分
基準単位数 2.00
時間 0
代表曜日 火曜日
代表時限 5時限
開講学科 情報処理
必選別 選択
履修セメスター 第4セメスター
その他
担当教員

職種 氏名 所属
教授 ◎ 伊津 信之介 (指定なし)

講義概要
福岡から1時間の船旅でお隣の韓国釜山に到着する。この韓国で数年前からPCバンと呼ばれるコンピュータ・ゲームハウスが急激に広がっている。ところが我が国ではゲームのタイトル数は膨張を続けるのに、市場規模はゆるやかに減少を続けている。今我が国のゲーム制作販売は作っても、作ってももうからないという袋小路に入り込んでしまったとも言われている。これからゲーム業界を目指す人、とりあえずゲームについての興味を満足させたい人、さまざまな人たちに望む事は、ヒット作の模倣はやめよう!という事である。ゲームの本質をとらえ、歴史に学び、新しい視点で次の時代を論ずることは大切である。この授業はデザインを広くとらえて、ゲーム全体を網羅するようにした。テキストはテレビゲームの歴史や文化を哲学的に開設したものである。ゲームデザインが技術の模倣に落ちいった時、あのアタリショックに見舞われた。RPGゲームのシナリオ制作を通してゲームの本質を理解してもらおうと思う。現在のゲームを可能にした最新のコンピュータ技術についても解説していく。
クロフォードのゲームデザイン論 
http://www.scoopsrpg.com/contents/special/acgd/Coverpagej.html
到達目標
クロフォードのゲームデザイン論を理解し、オリジナルゲームデザインを速やかに行う方法を身につける事。
履修のポイント及び留意事項
ウェブサイトはゲームに関する資料の宝庫である。ぜひ授業とテキストをウェブで補完してもらいたい。
講義日程

テーマ内容教室
第1週ゲームの定義なぜ私たちはゲームを作り続け、その先には何が現れるのかコン2
第2週ゲームの歴史歴史をゲームの原初にまで遡ることができれば、ゲームの根本的な性質は、おそらく、より明白なものとなるだろうコン2
第3週クロフォードのゲームデザイン論;第1章ゲームとは何かコン2
第4週クロフォードのゲームデザイン論;第2章人はなぜゲームをするのかコン2
第5週クロフォードのゲームデザイン論;第3章コンピュータゲームの分類コン2
第6週クロフォードのゲームデザイン論;第4章ゲーム環境としてのコンピュータコン2
第7週クロフォードのゲームデザイン論;第5章ゲームデザインの各工程コン2
第8週クロフォードのゲームデザイン論;第6章さまざまなテクニックとアイデアコン2
第9週クロフォードのゲームデザイン論;第7章コンピュータゲームの未来コン2
第10週ゲームデザイン実践ペラ;200字詰原稿用紙でシナリオ10本執筆コン2
第11週ゲームストーリー
第1工程;環境(社会枠)
第2工程;敵役
第3工程:主人公 リソース
第4工程:クライマックス
コン2
第12週実践ゲームデザイン(1)
1.目標と題材の選択 2.研究と準備 3.デザイン段階 4.I/O構造 5.ゲーム構造 6.プログラム構造 7.デザインの査定 8.プログラミング準備段階 9.プログラミング段階 10.テストプレイ段階 11.事後検討コン2
第13週実践ゲームデザイン(2)
1.目標と題材の選択 2.研究と準備 3.デザイン段階 4.I/O構造 5.ゲーム構造 6.プログラム構造 7.デザインの査定 8.プログラミング準備段階 9.プログラミング段階 10.テストプレイ段階 11.事後検討コン2
第14週PPTによるゲームデザインビジュアルなプレゼンテーションコン2


他の授業科目との関連
アニメーションはゲーム制作に一番近い授業である。データベースやPHPも必要になるだろう。
評価方法
定期試験と実践ゲームデザインのレポートによって評価する。授業の出席率、授業態度、質問や発表なども考慮する。
ゲームデザインは実習科目ではなく講義科目であるため、授業時間以外に毎週数時間の予習と復習が必要である。そのために実践ゲームデザインの課題を提出してもらう。
教科書
WEB上のクロフォードのゲームデザイン論を用いる。
参考図書
必要に応じて指示する。
オフィスアワー(授業相談)
月曜日 12:30〜17:00
水曜日 14:10〜17:00
木曜日 10:30〜12:00
金曜日 12:30〜17:00
学生へのメッセージ
授業と言う言葉は『受け身』のように捉えがちです。
しかし授業を積極的に捉えないと本当に理解することはできません。
せめて受けた授業の内容を振り返り、メモした単語をgoogleなどで検索し、ノートに書きとることをしてください。
それが授業への参加度として評価を高くすることになります。
授業用URL
http://mast.ftokai-u.ac.jp/moodle/course/view.php?id=10
授業用E-mail
gd@izu.bz