講義概要 |
一般にプログラミングとはコンピュータに対する命令の集まりの総称である。パーソナルコンピュータ(以下パソコンと略)上で利用する「ソフト」と通称呼んでいるものもたくさんのプログラムからできている。プログラムを作成すること、すなわちソフトを作成することをプログラミングと言う。
この授業では、使用するプログラミング言語としてVisual Basicを用い、プログラミングの基礎について学修する。
Visual Basicは現在の主流OSであるWindowsで動作するアプリケーションを簡単にプロミングすることができるオブジェクト指向のプログラムである。オブジェクトという概念は非常に難しく、その全体を理解することは困難だが、実際の画面設計やプログラミングを通して経験的に学んでいく。
この授業はプログラミングの基礎を学修するが、処理の流れ(アルゴリズム)を理解することが非常に重要である。従って、アルゴリズムの授業で学修する内容とこの授業で学修する内容は密接な関連がある。
この授業は将来コンピュータ関連の技術者を目指す人および理系の学科へ編入する人にとっては必須の科目である。
なお、本科目はe-ラーニングでの受講対象科目である。
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到達目標 |
本授業を通じて、演算、編集、分岐、繰返し、配列、ファイル操作などのプログラミングの基本的概念を理解し、簡単なゲームプログラムを完成させることを到達目標とする。 |
履修のポイント及び留意事項 |
コンピュータ実習室で行う実習授業である。その週の授業で行なった内容を必ず次の週の授業で活用することになるので、1回の欠席で全く理解できなくなる可能性がある、できるだけ欠席せずに受講することが必要である。 |
講義日程 |
週 | テーマ | 内容 |
第1週 | 授業概要説明 | 本授業の趣旨について説明する。 | 第2週 | Visual Basicの基礎 | Visual Basicについて解説を行った後、操作法の実習を行う。 | 第3週 | 基本コントロールⅠ | フォーム、コマンドボタン、ラベル、テキストボックスを理解し、簡単なプログラムを作成する。 | 第4週 | 演算子 | 各種演算子をもちいた計算プログラムを作成する。 | 第5週 | 変数の基礎 | 変数の概念を理解し、これを利用した簡単なプログラムを作成する。 | 第6週 | 条件分岐 | 条件分岐(IF文)について理解する。 | 第7週 | IF文の練習 | IF文を利用したプログラムを作成する。 | 第8週 | 基本コントロールⅡ | チェックボックス、オプションボタン、フレームについて理解し、簡単なプログラムを作成する。 | 第9週 | 繰返し処理 | 繰返し処理について理解する。 | 第10週 | 基本コントロールⅢ | リストボックス、コンボボックスについて理解し、簡単なプログラム作成。 | 第11週 | 配列 | 配列について理解し、簡単なプログラムを作成する。 | 第12週 | ファイル操作 | ファイル操作について理解し、簡単なプログラムを作成する。 | 第13週 | ゲーム作成 | 簡単なゲームプログラムを作成する。 | 第14週 | テスト | 実習室を利用して理解度を確認するためのテストを行う。 |
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他の授業科目との関連 |
コンピュータを扱う他の情報処理学科専門科目のほとんどに関連し、この授業の内容を理解することでコンピュータ上の処理の基礎が学修できる。 |
評価方法 |
課題提出:試験結果:出席状況=3:5:2の割合で総合的に評価する。 |
教科書 |
本学webサイト上に構築された電子テキストを基に授業を展開するため特定の教科書は使用しない。 |
参考図書 |
より深くプログラミングを学びたい学生に対しては、参考図書を紹介する。 |
オフィスアワー(授業相談) |
いつでも可 |
学生へのメッセージ |
この授業は、1回でも欠席すると理解が難しくなります。
とにかく休まずに、頑張ってください。 |