講義コード 0029A
講義名 メディアリテラシー
(副題)
開講責任部署 全体
講義開講時期 春学期
講義区分
基準単位数 2.00
時間 0
代表曜日 金曜日
代表時限 2時限
開講学科 情報処理学科
必選別 選択必修
履修セメスター 第1セメスター
その他
担当教員

職種 氏名 所属
教授 ◎ 伊津 信之介 (指定なし)

講義概要
文明をここまで発展させてきたのは、言葉や文字の使用とその保存、複写、輸送などに寄るところが大きく、19世紀からの科学技術の発達が音響、画像、映像までも保存し編集することを可能にした。これによって新聞・ラジオ・映画・テレビなどのメディアが社会の動きに大きな影響を与えることになった。ソ連邦の崩壊や東西ドイツの統一などに果たしたマスメディアの影響は計り知れないものがある。このような現象は2001年9月11日のニューヨーク事件以降にアフガニスタンやイラクでの戦争の推移を見る事で理解できる。
 20世紀後半の情報通信技術の発達は、人類が扱う事のできる情報のデジタル化を可能にし、社会のあらゆる部分でマルチメディアを巧みに扱うことが可能になった。テレビのデジタル放送やインターネットのWWWなどに見られるメディアの変貌は高度に進んだマスメディアとそれに対抗する各種メディアの拮抗という新しい展開を見せている。
 世界各国、中でもメディアリテラシーの先進国と言われるイギリス、後進国と言われながら積極的に取り組んでいるアメリカなどの事例を参照しつつ、情報処理を専門とする皆さんにとってのメディアリテラシーを一緒に創り上げてゆきたいと思う。
 テレビ放送が始まって50年の2003年、デジタル地上波放送が始まります。私たちの生活になくてはならない存在になったテレビが変わろうとしている。
 いつも動きながら進化するメディアを読み解き、その本質を把握する旅に出よう!
到達目標
急速に進化発展するメディアの歴史を把握し、今後のメディアとの接し方を考えることができるようになる。
履修のポイント及び留意事項
最大最強のメディアと呼ばれるテレビを、様々な視点で考える。WEBやブログなども同じように、客観的に見直す姿勢が大事です。
講義日程

時限テーマ内容教室
第1週2時限メディアリテラシーメディアリテラシーとは何か2502教室
第2週2時限WWWと社会1995年から急速に拡大したWWWが社会に与えた影響2502教室
第3週2時限著作権と知コピーがPCの本質的機能ならネットワーク社会で著作権はどうなるのか2502教室
第4週2時限情報革命と社会構造ンターネット的な社会組織はさまざまな分野に衝撃的改革を迫っている2502教室
第5週2時限真実の報道敵と味方に分かれて戦いが行われる戦場における真実とは2502教室
第6週2時限メディアと社会20世紀末に世界の政治経済は大きく変貌した。それに果たしたメディアの役割。2502教室
第7週2時限経済とメディアICT(情報通信技術)によるメディアは経済活動を変えた2502教室
第8週2時限政治とメディアテレビによって演出された政治や選挙が問題になった2502教室
第9週2時限生活とメディア2011年の放送デジタル化がもたらす影響2502教室
第10週2時限教育とメディアEラーニングだけの大学が現れた現代の教育2502教室
第11週2時限生活者の視点一方的に情報を与えるメディアから双方向のメディアへ2502教室
第12週制作者の視点強力な力を持つことになったメディアを扱う側の倫理2502教室
第13週2時限未来のメディア宇宙に人が進出する21世紀のメディアはどうなるのだろう2502教室
第14週2時限まとめメディアリテラシーがなぜ必要なのか2502教室


他の授業科目との関連
情報過多の現代社会でメディアとの接点をどのように身を置くかは重要であり、学生としてのあり方を考えることにもなる。
評価方法
授業の理解度とメディアに対する論理的理解度を定期試験によって評価する。
教科書
メディアリテラシー
オフィスアワー(授業相談)
月曜日 12:30〜17:00
水曜日 14:10〜17:00
木曜日 10:30〜12:00
金曜日 12:30〜17:00
学生へのメッセージ
授業と言う言葉は『受け身』のように捉えがちです。
しかし授業を積極的に捉えないと本当に理解することはできません。
せめて受けた授業の内容を振り返り、メモした単語をgoogleなどで検索し、ノートに書きとることをしてください。
それが授業への参加度として評価を高くすることになります。
授業用URL
http://mast.ftokai-u.ac.jp/moodle/course/view.php?id=8
授業用E-mail
ml@izu.bz