講義コード 0801A
講義名 地域資源開発I
(副題)
開講責任部署 全体
講義開講時期 春学期
講義区分
基準単位数 2.00
時間 0
代表曜日 金曜日
代表時限 3時限
開講学科 両学科
必選別 選択
履修セメスター 第1セメスター
その他
担当教員

職種 氏名 所属
准教授 ◎ 竹内 裕二 (指定なし)

講義概要
本講義は、受講生自身が実際に地域(現場)に出て行き、自分自身の目で現地を確かめ、課題を見つけ出し、解決する能力の基礎を養ってもらうことを目的にしている。このような講義を行う背景として、多くの企業や行政機関などが、地域で積極的に活動する人材を求めているからである。それゆえにこれからの時代を生き抜く君たちにとってこの能力を持つことは、自分自身を生かす上での武器になるだろう。そこで、この能力を育成する題材として、地域の中に数多く存在する資源に注目し、地域の活性化に寄与する取組を行いたい。それゆえ、地域住民をも巻き込んだ講義を行う予定である。
本講義の進め方および概要は、履修した者全員を仮想会社の社員と見立て、個人またはグループで調査を行い、その結果を基に実践活動につなげていく。今年度は「資源開発」に注目する。この資源開発とは、地域にあるもの全てを資源とし、その資源を活用し、地域活性化につなげる取組みである。しかしながら、この取組みは以前から社会的に注目されているものの定着していない。そこで、本講義を通じて、この取組みが定着しない理由を見出す作業を行う。その過程で、履修した学生諸君が企画立案したツアー(一般市民を対象としたもの)を実施(企業・行政・市民の協力を得る。下記講義日程参照)し、学生では見出すことが難しい消費者のニーズを探り、生産者と消費者との意識の違いなどについて実体験を基に調査するものである。このような講義の流れを踏まえ、実践的に地域で活動する手法や大人としてのコミュニケーション能力について学び、地域活動における諸問題の理解を深める機会としたい。その上で、今後の取組みとして何が必要なのかを探る(履修条件は、地域資源開発IIを同時履修すること)。
本講義は、両学科それぞれの強み(国際文化学科は「観光分野」、情報処理学科は「情報処理技術」)を活かし、実践でなければ体験できない講義展開を行うように努めたい。なお、本講義を受講することにより、その後の学生生活、社会生活、職業生活の中で豊かな心やたくましく生きる力を培うと共に、地域での活動に入っていく素地を培うことも狙いとしている。
※履修者数によって、下記の講義日程や上述した講義概要を変更する可能性がある。また、状況に応じて講義日を変更する。
到達目標
本講義の達成目標は、以下の通りである。
(1)物事に対する計画する能力を高める
(2)活動を通じて、専門性を高める
(3)年齢の異なる人たちとのコミュニケーション能力を持つ
(4)チームワークの大切さを修得する
(5)就職に向け、社会人となるための基本的なスキルを修得する
(6)社会人としての基礎的マナーを学ぶこと
履修のポイント及び留意事項
本講義は、履修制限を設ける。履修希望者は、「地域資源開発II」を履修すること。理由は、「地域資源開発I」の実践を「地域資源開発II」で行うからである。また本講義では、学生諸君が自ら考え、討議し、調査、研究、発表することを中心に講義を行なう。そのため、座学中心ではない。事前学習が必要不可欠であることを理解した上で履修して欲しい。それゆえ、本講義を履修する前提条件としては、積極的に講義へ参加する者を基本としている。
講義日程

テーマ内容
第1週授業概要説明本授業の趣旨と進め方について説明する。地域資源開発に関する基本的な考え方について、認識を共有する。
第2週組織とは何か講義を進めていく上での、組織とは何かを学修する。
第3週地域資源と開発地域資源とは何か、開発するとは何かを考える。
第4週行政と地域資源開発現場を知る人をゲスト(行政関係者)に迎え、現状を知る。
第5週地域と地域資源開発現場を知る人をゲスト(市民団体)に迎え、現状を知る。
第6週地域活性化と地域資源現場を知る人をゲスト(中間支援団体)に迎え、現状を知る。
第7週消費者と地域資源開発現場を知る人をゲスト(企業)に迎え、消費者の求めるものとは何かを考える。また、費者ニーズを探るためのポイントと注意点を考究する。
第8週消費者ニーズの探り方現場を知る人をゲスト(企業)に迎え、何を人は選びたくなるのかについて考える。
第9週安全の大切さ現場を知る人をゲスト(企業)に迎え、安全を確保することの大切さを学ぶ。
第10週行程の組み方実際のツアー行程を組むポイントを学ぶ。
第11週計画と現場とをすり合わせる その1現場視察を繰り返し、参加者配布用のパンフレット作りを行う。本講義は、パンフレット内容の確認を行う場であり、その他の時間に現場をグループ毎に行くこと。
第12週計画と現場とをすり合わせる その2現場視察を繰り返し、参加者配布用のパンフレット作りを行う。本講義は、パンフレット内容の確認を行う場であり、その他の時間に現場をグループ毎に行くこと。
第13週計画と現場とをすり合わせる その3現場視察を繰り返し、参加者配布用のパンフレット作りを行う。本講義は、パンフレット内容の確認を行う場であり、その他の時間に現場をグループ毎に行くこと。
第14週計画と現場とをすり合わせる その4現場視察を繰り返し、参加者配布用のパンフレット作りを行う。本講義は、パンフレット内容の確認を行う場であり、その他の時間に現場をグループ毎に行くこと。


他の授業科目との関連
地域資源開発IIおよびIIIと関連している。また、地域社会に多く出て行くため、進路とも関わりがある。また、他の科目では伝えきれない地域活動での大切さをという部分を本講義から学修したい。
評価方法
調査・実施報告発表結果、レポート、出席状況・学習態度などを総合的に評価する。
教科書
使用しない
参考図書
実践!地域経営の経営戦略」日本政策投資銀行地域企画チーム
オフィスアワー(授業相談)
随時
学生へのメッセージ
積極的に講義活動に参加してもらいたい。
授業用URL
http://ttime.ftokai-u.ac.jp
授業用E-mail
takeuchi@ftokai-u.ac.jp